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<DVモードの中継器を搭載>史上初の「D-STAR衛星」! 南米仏領ギアナから4月22日に打ち上げを予定 (2016/4/13 18:06:23)
次世代の航空宇宙のプロを教育するという一環として、欧州宇宙機関(ESA:European Space Agency)が進めている「あなたの衛星を飛ばしてください(FYS)プログラム」の中で、3組の学生チームが開発したアマチュア無線の送信機を搭載した超小型衛星3機が南米仏領ギアナから4月22日に打ち上げる予定だ。今回の打ち上げでは、ベルギーのリエージュ大学の学生が製作した衛星に、史上初となるD-STAR DVモードの中継器が搭載される。
一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)の「NEWS TOPICS INFORMATION」によると、「アマチュア無線の送信機を搭載した1Uサイズ(10×10×10cm)の3機のCubeSatの打ち上げが、2016年4月22日に予定されています。3つの衛星は高度453×644km、軌道傾斜角98.2度の軌道に投入される予定です」としている。
衛星は史上初のD-STAR DVモードの中継器を搭載する「OUFTI-1」、そのほか「E-st@r-II」「AAUSAT-4」の3機。周波数は以下のとおり。
【OUFTI-1】
・ダウンリンク:145.950MHz FSK AX.25 and D-STAR
・アップリンク:435.045MHz(D-STAR)
・CWビーコン:145.980MHz
http://events.ulg.ac.be/oufti-1
【E-st@r-II】
・ダウンリンク:437.485MHz CW and 1200bps AFSK
http://www.cubesatteam-polito.com/
【AAUSAT-4】
・ダウンリンク:437.425MHz
(ARRLニュース 4月12日付より抄訳 ※許可を得て翻訳転載/(C)ARRL )
●関連リンク:
・NEWS
FLASH「D-STAR搭載衛星が打ち上げに」(JARL Web)
・First-Ever D-STAR Satellite to Launch in April(ARRL NEWS)
・Tag Archives:
TabletSat-Aurora(AMSAT-UK)
・欧州宇宙機関(ウィキペディア)