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2016.04.19_KDDテストスピーチって何?? (2016/4/19 21:52:50)
「KDD?KDDIの間違えじゃないの?」
若い方からはそんな声が聞こえてきそうです。
今回発掘したテープは、KDD(国際電信電話株式会社)のテストスピーチの録音です。
ブログでお世話になっている、「提督のBCL日記」さんの記事にKDDのべリカードが紹介されていて懐かしくなって探してみた次第です。
(業務無線を傍受した場合、他人に漏らすことは電波法で禁じられていますので、今回の録音はISのみです。)
1979年当時すでに国際通信は衛星通信などが主流でしたが、万が一のことを想定して短波通信網もバックアップ回線として用意されていました。そして、定期的に短波で電波を発射して相手国側の受信機の調整を行っていたのでした。
この録音は、毎週月曜日ヨーロッパ向けに14:50から発射されていたテストスピーチで出力は10W以上。
受信報告に対してはベリカードも発行していました。ちなみに、どうやってこの周波数を知りえたのかは記憶にありません。
そのカードがこれ。波のイラストが電波らしいですね。
裏面にはキチンとデータの記載があります。
ベリカードについての説明シート。
また、海底ケーブルを敷設する船の絵葉書も。
37ページに及ぶ国際通信に関する小冊子も同封されていました。
インターネットが無い時代、海外との通信はKDDしかありませんでしたから、さぞかし儲かっていたのでは。
受信報告書を書いた時の録音です。
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