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<「予定通り開催」を告知、被災地域の通信に十分な配慮を!>JARL、4月23日(土)21時から24時間「第58回(2016)ALL JAコンテスト」を開催 (2016/4/20 11:30:56)
2016年4月23日(土)21時から24日(日)21時までの24時間、一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)主催の「第58回(2016)ALL JAコンテスト」が3.5/7/14/21/28/50MHz帯の各アマチュアバンドで開催される。ナンバー交換は「RS(T)符号による相手局のシグナルレポート」+「自局の運用場所を示す都府県・地域などのナンバー」+「空中線電力を表すアルファベット1文字」。なお、JARL理事会で審議・承認されたコンテストルール改正が2016年4月以降のJARL主催コンテストから有効となっているので注意が必要だ。
JARLコンテスト委員会は4月19日、今回の熊本地震の発生に関連し「今週末23日、24日開催予定のALL JAコンテストですが、検討の結果、予定通り開催することに決定しました。なお、ALL JAコンテスト参加いただく際には、被災地域で行われている通信に十分配慮いただきますようお願いいたします。また、今回の地震は震源が移動しているため移動運用を行う際にも十分に注意して参加してください」と発表した。
今年で58回目を迎えるJARL主催「ALL JAコンテスト」は、日本国内のアマチュア局およびSWLを対象に、都府県・地域などのアマチュア無線局とより多く交信(または受信)しマルチを稼ぐという、伝統あるコンテストの1つである。ログの提出は5月16日(月)まで。
なお、JARLでは、委員会の推奨する電子ログの形式を新たに定めたり、例えば「インターネットを利用した遠隔操作で無線局を運用するリモート運用は、すべてのアンテナ、送信機、受信機がひとつの所在地に収まっている場合のみ許される」「送信機、受信機、アンテナを設置した無線局の所在地以外に位置するリモート受信機の使用は禁止する」といった運用上の許可事項、禁止事項の規約上での明確化や規約内容の明確化を行うなど、コンテントの大幅なルール改正が行われている。
また、「マルチオペの運用地は一箇所とし、その範囲は直径500m以内とする」「移動局かつシングルオペに限り、運用開始時のマルチプライヤー内の運用場所変更を認める」「Webクラスター、CWスキマー、リバースビーコンネットワーク等のQSO情報入手手段の使用を認める」「ただし自局の運用情報をWebクラスターにアップロードするセルフスポットとスポットを依頼する行為は禁止」など多岐に渡る。
併せてJARLでは、パソコンで手入力したログをJARLコンテスト用の電子ログとサマリー化し、電子メールで提出できるようにする「E-LOG MAKER」というツールを用意している。また、JARLコンテストの電子ログフォーマットに対応したメールを作成して送信するためのページも用意している。
詳しくは下記の関連リンクから「コンテスト委員会からのお知らせ」を参照のこと。
●コンテスト委員会からのお知らせ■平成28年(2016年)4月19日(一部抜粋)
JARLでは、JARLが主催する6つのコンテスト結果発表(確定)後において、その栄誉を称えるとして、「参加記念楯」を有料で作成し希望者へ進呈する「コンテスト参加記念楯制度」がある。
例えば「ALL JAコンテスト電話部門参加」「フィールドデーコンテスト5年連続入賞」など、コンテスト楯にその旨を記することができる。コンテストでは入賞しないと賞状がもらえないが、この「参加記念楯」はコンテストに参加してログ提出をすれば記念として入手できる。詳しくは下記のリンクで確認してほしい。
●関連リンク:
・第58回(2016)ALL JAコンテスト規約(JARL Web)
・コンテスト委員会からのお知らせ(JARL Web)
・コンテスト参加記念楯制度(JARL Web)
・一般社団法人
日本アマチュア無線連盟(JARL)