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feed ケンウッドのデジ簡は音がいい!? (2016/4/24 12:28:29)

ケンウッドのデジタル簡易無線のDPZ-D503やDPZ-D533など、フリラの方の中にはこれらケンウッドの機種は音がいいという方が多いようです。
実は音がいいということは、メーカーの担当者も自慢していることで、技術に裏打ちされた発言だと思っていました。
Youtubeでは比較した動画がアップされているようですが、なぜ音がいいという方が多いのか、社団法人電波産業会(ARIB=アライブ)の、デジタル簡易無線の標準規格(ARIB STD-T98 1.1版)という資料から探っていきたいと思います。

STD-T98v1_001

ケンウッドが特許を持っていた!

今回ARIBの規格書を見て分かったのが、ケンウッドが特許を持っていることでした。

STD-T98v1_1_004
全部で4つの特許技術がデジタル簡易無線には使用されているようです。(AMBE方式の場合)

規格書に定められているということは、AMBEのデジタル方式で無線機を製造する場合は、これらの特許技術を用いた方式を取り入れないといけないということです。
特許を申請したケンウッドが独自のチューニング方法を持っているため、送信音や受信音がいいといわれることは納得できますね。
ケンウッドは、以前からデジタル機を製造しており、海外のデジタル業務機では非常に定評がありました。

Youtubeの動画紹介

ケンウッドのリグの音質に関係したレビューを行っている動画を紹介したいと思います。

アイチFK414/加藤文和氏
●デジタル簡易無線機6機種送信音比較
受信側のトランシーバーがIC-DPR6に固定されているため、 送信音の違い がわかりやすい動画になっています。
各社それぞれ、送信音に違いがあることがわかります。



ナガオカHR420/ももすけ氏
●デジタル簡易無線受信音比較! KENWOOD TPZ-D553と他機種を比べてみた!
受信側のトランシーバーを変えて、 受信音の違い がわかりやすい動画になっています。



ミエAC129/アタック氏
●TPZ-D553 オーディオイコライザー 聞き比べ デジタル簡易無線
TPZ-D553のオーディオイコライザーについての動画です。
TPZD553には自分好みの受信音にある程度設定を変えられる機能が搭載されていました。
音質にこだわった無線機づくりを、TPZ-D503よりもさらに追及した無線機になっていいることがわかります。


参考資料

●変調装置、移動通信システム、変調方式、及び通信方式(特開2005-142870)
http://tokkyoj.com/data/tk2005-142870.shtml

【要約】
【課題】 線形パワーアンプを用いることなく、2005年施行のFCC規則に適合することができる変調装置、陸上移動通信システム、変調方法、及び通信方法を提供する。
【解決手段】 エンコーダ11は音声データ等を符号化して2値信号を生成し、マッパ12は該2値信号を4値のシンボルに変換して出力する。ベースバンドフィルタ13はルートレイズドコサインフィルタ131とsincフィルタ132とから構成され、シンボルの所定周波数成分を遮断して波形信号に整形し、整形した波形信号を出力する。FM変調器14は波形信号の振幅の大きさに応じてFM変調した信号を受信部20に送信する。マッパ12から±3のシンボルが出力されたとき、FM変調器14から送信される信号の周波数偏移は、±0.822[kHz]乃至±0.952[kHz]の範囲の所定値となる。

●送信装置、受信装置、データ送信方法及びデータ受信方式(特開2005-175645)
http://tokkyoj.com/data/tk2005-175645.shtml

【要約】
【課題】通信状態が良好ではない環境下でも、簡易な構成で、より確実に誤り訂正を行えるようにする。
【解決手段】送信装置11の冗長ビット付加部13は、分割部12が1ビットずつ分割した各データビットに冗長ビットを付加し、インタリーバ14は、インタリーブを行う。送信装置11は、FM変調部16がFM変調した信号を送信する。受信装置21のシンボル判定部24は、FM復調部23がFM復調した信号に対して、ナイキスト点におけるシンボル判定を行い、ビット変換部25は、シンボル判定の結果に基づいてビット変換し、フレーム復元部27は、デインタリーバ26がデインタリーブを行ったビット列から、送信装置11の冗長ビット付加部13が付加した冗長ビットを削除する。

●スクランブラ、ベースバンド信号生成装置、スクランブル処理方法、ベースバンド信号生成方法及びプログラム(特開2006-101381)
http://tokkyoj.com/data/tk2006-101381.shtml

【要約】
【課題】 簡素な操作でデータ列にスクランブルを施し、また、機能チャネルの内容が変化したときにも簡単な処理でスクランブルを施す。
【解決手段】 パターン生成部11にて生成されたスクランブルパターンを構成する2進数ビット列に含まれる各ビットのビット値に対応して、正値あるいは負値の乗算値を乗算値決定部12によって決定する。乗算処理部13は、絶対値が等しい所定の正値と負値の組を値域に含んだ多値シンボルで構成されるシンボルデータ列における各シンボル値を表すシンボルデータと、乗算値決定部12にて決定された乗算値との乗算を実行する。このとき、乗算処理部13は、1シンボル分のシンボルデータと、スクランブルパターンに含まれる1ビットのビット値に対応して決定された乗算値との乗算を、シンボルデータ列が表すシンボル数に達するまで、順次に実行する。

●移動無線通信装置、無線通信装置及び通信処理方法(特開2006-101382)
http://tokkyoj.com/data/tk2006-101382.shtml

【要約】
【課題】 同期ワードの長さを短縮して迅速に通信リンクを確立可能とし、且つ、精度が良好な同期検出を可能にする。
【解決手段】 移動無線通信装置における同期に関する動作状態に応じて、プレワードPW及び同期ワードSWの両方を用いて同期を獲得したり、同期ワードSWのみを用いて同期を獲得したりする。例えば、制御チャネル110が受信対象である場合に初期同期状態であるときには、プレワードPW及び同期ワードSWの両方を用いて、同期演算部における演算結果が所定の閾値を1回超えるだけで、同期が確立したとする。直接通信チャネル112が受信対象である場合に初期同期状態であるときには、プレワードPW及び同期ワードSWの両方を用いて演算結果が所定の閾値を1回超えたとき、あるいは、同期ワードSWのみを用いて演算結果が所定の閾値を2回連続して超えたときに、同期が確立したとする。


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