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feed ガーディナー指揮 ベートーヴェン作曲"ミサ・ソレムニス"(新盤)を聴く (2016/5/7 0:02:00)
最近購入したクラシック音楽のCDで、
"これは名演奏・名盤だ!"と私が思った
ものを紹介します。

英国の古楽専門家で、指揮者として活躍している、
"サー・ジョン・エリオット・ガーディナー"が
自身で結成した"オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティック"と
"モンテヴェルディ合唱団"を率いてライヴ録音した
ベートーヴェン作曲 "ミサ・ソレムニス"です。
イメージ 1

イメージ 2


2012年10月17日   ロンドン・バービカンホールでの
ライヴデジタルステレオ録音でレーベルはSoli Deo Gloria。
(写真はCDジャケット表面と私が所有している
"ミサ・ソレムニス"のミニチュアスコアとジャケット裏面です。
ミニチュアスコアには各演奏を聴いて、
解釈の仕方など記載しています。)

"ミサ・ソレムニス"(別名: 荘厳ミサ曲)は
ベートーヴェン晩年に作曲した大作で
日常であまり聴く機会が無いため少し残念ですが
ベートーヴェンらしい敬虔さと、
感情の起伏に富んだ演奏会用ミサ曲です。
ちなみに、小説版"白い巨塔"の中で
医師の里見修二がクラシック音楽に造詣が深く
最終場面、財前医師 病理解剖の所で
この"ミサ・ソレムニス"の一部が脳裏に浮かぶとの
発言をしています。
(多分、最後"Anus Dei"の一部かと思われます。)

その昔から多くの名指揮者、オーケストラが演奏し
名盤を次々と生み出していますが、
ここ最近の古楽ブームでベートーヴェンが
活躍していた時代に合った編成、合唱構成の
演奏が増えています。
かく言うガーディナー自身は1989年に
本作品をレコーディングしており、
私も聴いてみましたが、当時はまだ自分が
古楽器演奏に慣れていないこともあり、
あまりしっくり来なかったイメージしかなく
今回購入した新盤はどうなんだろうかと思って
耳を傾けた訳です。

結果、旧盤と比較してその完成度、
また円熟したガーディナーの解釈もあり
すぐ演奏にのめり込んで聴き入ってしまいました。

敬虔な旋律が続く冒頭"Kyrie"から
栄光を示す"Gloria"、続く"Credo"、
"Sanctus"そして最後、心の平安を示す"Anus Dei"。
どれもドラマティックであり、その場面ごとに
合ったスタイルでの演奏で時には激しく、
敬虔であり、透明性とツヤのある演奏で素晴らしいです。

また愛聴盤が増えました。
これは何度聴いても美しい旋律が響き渡る名盤です。


追記
現代オーケストラと合唱団による演奏を
お聴きになりたい方は、
"オットー・クレンペラー"指揮
"ニューフィルハーモニア管弦楽団 & 合唱団"
がレコーディングした1965年の東芝EMI
ステレオセッション録音にぜひ耳を傾けて下さい。
遅いテンポ、掘り深く進む演奏で決定的な名盤。
本当はLPをお勧めしたいのですが、
入手が難しいのでCDで良いでしょう。
(私が最初に聴いた"ミサ・ソレムニス"でした。)


・ ミサ・ソレムニスを作曲中のベートーヴェン (from Wikipedia Comm.)
イメージ 3

恐らく誰もが一度は見たことのある、ベートーヴェンの肖像画と思います。
持っている楽譜にしっかり"ミサ・ソレムニス"と記載があります。

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