無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
20160511 昭和51年5月11日ならAI46開局 (2016/5/11 0:24:32)
「ならAI46」の免許の年月日は40年前の昭和51年5月11日です。この免許は「ならAI46」の開局リグであるSONYの2ch実装機ICB-700Aに付属の申請書で申請した免許で、そのICB-700Aは小学6年の3学期にニノミヤ無線奈良店で買ってもらいました。昭和58年に免許制が廃止され現在免許や登録も不要の市民ラジオですが、当時は免許申請が必要で申請してから免許状が届くまで3ヵ月ほどかかったと記憶しています。普通は1~2ヶ月で免許されると聞いてたんですが、ちょうど役所の年度替りと重なり遅くなったのかもしれませんね。
免許が届いたのは5月何日だったかは覚えていませんが、その日のことはよく覚えています。中学から帰ったら近畿電波監理局から封筒が届いており、封筒を開けてコールサインを見るのにドキドキしました。
無線局免許状は自宅で保管し、免許証票は運用時は携帯義務がありました。いつも財布に入れて持ち歩いてましたのでかなりヨレヨレです。しかも本来名刺サイズの免許証票ですが、当時持っていた財布に入らなかったせいか文字が切れないように紙の左右が切り詰められて小さくなっています。
「ならAI46」が開局した当時はSONY最初の8ch実装機ICB-680、ナショナルではRJ-35が発売される前の2ch実装機の時代でした。当時の2ch実装機はSONYにはICB-700A、ICB-650、ICB-350、ICB-600。ナショナルにはRJ-56、RJ-38というCB機がありました。雑誌「ラジオの製作」で皆川氏が市民ラジオ講座の連載は昭和52年1月号からはじまります。それまで一般に入手できる市民ラジオの情報が全然ない時代でした。
ちなみに日本で27MHzを使用する市民ラジオの制度がスタートしたのが昭和36年(1961年)で今年で55年になります。市民ラジオを始祖とする現在のライセンスフリーラジオは55年の歴史があるということになりますね。最近一部で流行りのフリラって実は半世紀以上の長い歴史があるんですよ。市民ラジオからパーソナル無線が派生し、そしてパーソナル無線からデジタル簡易無線が派生した55年間の一連の流れなのです。派生の仕方は違法局対策でもあるんですが、すごいですね。
この素晴らしい市民ラジオに祝福を!
execution time : 0.016 sec