無線ブログ集
| メイン | 簡易ヘッドライン | 
 
        
    
 
        JK4HNN/とっとりLC575のブログ
    (2019/12/16 10:36:00)
  
        ベースの音色(ドンシャリとカマボコ)
        (2016/5/15 14:14:53)
    
  
        
ベースという楽器の音色は弾く人によって好みがあり、流行もあります。大きく分けると「ドンシャリ派」と「カマボコ派」でしょうか。ドンシャリは中域を下げて低域と高域を上げた「ズーン、バキッ」みたいな音。カマボコは中域をブーストした太くて丸い「モコー」みたいな音色ですね。
ドンシャリ派の代表選手はマーカス・ミラーでしょう。タワー・オブ・パワーの名曲「What is
Hip?」をスラップ奏法で弾いています。昔はチョッパーって言っていましたね。
 
80年代の初めに僕がベースを弾き始めた頃、ちょうどマーカス・ミラーが颯爽と登場しました。ベースという楽器は元々地味な目立たない存在でしたが、完全にバンドの主役になっていますね。当時はYAMAHA
BB-800を使っていましたが、こういう音が出したくてあれこれ工夫していました。でもプリアンプの入ったベースではないので難しかったですね。フロントとリアのミックスにしてトーンはフルテンにしていました。
 カマボコ派はポール・マッカートニーですね。「So
Bad」という曲です。
 
1分18秒と2分27秒のフィル・インはポールじゃないと絶対浮かんでこないフレーズだと思います。昔ながらのベースらしい音で、ポールの音色はモータウンのジェームス・ジェマーソンの影響が大きいと思います。以前はこういうモコモコした地味な音が好みではありませんでしたが、今はむしろ、こういうオーソドックスな音色が好きです。アンサンブルを下から支えて、他の楽器を包み込むような音色ですね。ドンシャリの方が目立つけど、重心が高いというか、他の楽器やボーカルとぶつかってしまう事があります。
今はMoonのJJ-4というジャズベースを弾いています。ピックアップはフロントだけにして、トーンは3くらいに絞った音色にしています。
 ではまた
 
execution time :  0.015 sec 
	