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feed HOMERのワイヤレスマイク (2016/5/17 21:22:04)
 以前どこかの局長さんのブログで、ワイヤレスマイクの実験をしているのを見たことがあって、自分も作った覚えがあるからきっとどこかにあるんじゃないかと思っていました。
特に積極的に探すわけでもなく、時はすぎていましたが、奥様に言われてがらくた(自分にとっては宝物なんだけどな~)の整理をしていたら見つかっちゃいました。

イメージ 1

 まさしくこれです。HOMERのWL303です。単5の電池1本で働くあたり、盗聴器っぽさが満載のワイヤレスマイクです。これをマイク代わりにすることなんてたぶんナイでしょう。
 しかし、アンテナが長すぎます。盗聴器として使うのであればこのアンテナは圧倒的にじゃまです。おそらくFM放送帯の4分の1波長を意識しているのだと思います。

 中を開けてみました。

イメージ 2

 電池は入っていませんでしたが、緑色のさびが出ています。おまけに-極は切れています。基盤にまでさびが及んでいたらアウトだなあ~。
 トランジスタ2個のシンプルな構成です。まんなかへんのコアで多少周波数が変えられたと思います。
 超アナログな回路です。
 パーツクリーナーを吹きかけてブラシでゴシゴシするとサビは気にならないレベルになりましたが、基盤の半田はなんだか黒っぽいです。
 たいていの場合、半田ごてを当てれば、すぐに融解して銀色のキレイな面が出てくるのですが、コイツは半田が溶けにくく、熱で基盤が傷みそうだったので、-線の補修だけにしておきました。半田が酸化しているのかなあ?

イメージ 3

とりあえず、乾電池1本分の電圧をかけて発振しているかを調べてみます。
あんまり期待できませんね。何しろ半田面が黒いですから。


イメージ 4

アナログなワイヤレスマイクには、アナログなラジオが似合います。
NatianalのRF-U80というFMとAMだけのラジオです。Panasonicではありませんから結構古いラジオです。
でも、スピーカーが大きいのでいい音します。テレビがアナログの頃1~3chが聞けたラジオです。今は、補完放送が聴けるラジオとして活用できそうです。

肝心の発振ですが、ご覧のように88MHz付近でメーターに反応があり、マイクユニットをツメでたたくと「コツ、コツ」と聞こえてきます。
しかし、かなり微弱な電波しか出ておらず、飛距離は10m程度です。
おっかしいなあ~全盛期(?)にはもっと飛んだのに~。

というわけで、かろうじて生存は確認できたものの、自分と同じく全盛期は過ぎて飛びも悪くなっていました(???)

部品交換すればなおるのかもしれませんが、盗聴器以外の使い道が見当たりません。
なので、このまま現状保存といたします。

おつきあいいただきましてありがとうございました。


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