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<会場から1kW局をリモート運用!!>5月17日「第48回世界情報社会・電気通信日のつどい」開催される (2016/5/20 11:00:52)
国際電気通信連合(ITU)は万国電信条約が署名された日(1865年5月17日)を記念し、毎年5月17日を「世界電気通信日」と定め、各国で記念行事が挙行されている。日本では2016年5月17日、東京・新宿の京王プラザホテルで「第48回世界情報社会・電気通信日のつどい」が開催され、総務大臣賞や日本ITU協会賞の発表と授賞式、記念講演などが行われた。また終了後の祝賀会ではリモート制御によるアマチュア無線の公開運用と特別記念局8J1ITUの活動が紹介された。
「第48回世界情報社会・電気通信日のつどい」終了後の祝賀会で行われた、リモート制御によるアマチュア無線の公開運用は、北海道旭川市の移動しない1kW局であるJA8CCL局を会場から免許人の木下重博氏がリモート制御で運用し、18MHz帯SSBで各局と交信を行った。
使用したリモートシステムはHAMSTARのRRS-501で、ポケットWifiを使用してインターネットに接続。1時間30分の公開運用中、トラブルなく順調に通信でき「アマチュア無線とインターネット技術の融合による新しい試みが実用のレベルで使われていることをPRすることができた」(木下氏)という。
なおITUの記念局である「8J1ITU」は、5月1日から31日までの1か月間、移動しない1kW局が茨城県かすみがうら市から、移動する局が関東各地から各バンドで運用を行い、現時点で交信数は7,500局を超えているという。さらに月末には小笠原諸島(JD1)からの移動運用も計画し、交信総数は1万局を目標にしている。
●関連リンク:
・日本ITU協会
・2016年8J1ITUの運用スケジュール(日本ITU協会)