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<デイトン・ハムベンション2016>JVCケンウッドはD-STAR+APRSハンディ、八重洲無線はFT-891を参考出品!! (2016/5/21 10:00:23)
2016年5月20日、米国オハイオ州デイトンで世界最大規模のアマチュア無線イベント「デイトン・ハムベンション2016」が開幕した。会場で初お披露目となった新製品、参考出品の情報を速報しよう。
★JVCケンウッド
D-STAR方式のデジタルモードとAPRS機能を搭載した、144/220/430MHz帯のハンディ機(型番は公表なし)が参考出品された。これまで同社はD-STAR対応のモービル機をOEM供給を受けて発売したことがあるが、独自設計のD-STARハンディ機は初となる。
防滴設計がなされた本体は、黒を基調にしたカラーリングで大型のTFTディスプレイを搭載。本体内にGPSレシーバーを内蔵、D-STARによる通信のほかAPRSに準拠した位置情報やメッセージの送受信などが行える。また各種の電波型式に対応した広帯域受信機能を搭載。さらにマイクロSDカードスロットやマイクロUSB端子を装備、Bluetoothにも対応している。
★八重洲無線
HF/50MHz帯のオールモードモービル機「FT-891」が参考出品された。155W×52H×218Dmmのコンパクトボディに大型のメインダイヤルを装着。フロントパネルはセパレートが可能だ。
最大送信出力は100W。トリプルコンバージョン方式で第1IFは69.450MHzに設定。32ビットの高速浮動小数点DSP(IF DSP)を搭載し各種の混信除去機能を実現。また3kHzのルーフィングフィルタを標準装備している。背面にはUSB端子も設けられている。また同時に別売のFT-891用オートアンテナチューナー「FC-50」も展示された。
★Wireless Holdings
1台でC4FM、D-STAR、DMR+、dPMR、P25などの各種デジタルモード信に対応し、LTEによる通信機能とGPSレシーバーを内蔵した144/220/430MHz帯のモービル機「DV4mobile」を展示中だ。
同モデルは米国製でフロントパネルにはカラーディスプレイ(240×320ピクセル、26万色)を配置。N形アンテナ端子のほかRJ-45、USB、HDMIなどの各端子を備えている。送信出力は20Wで同時2波の送信/受信が可能という。詳細はメーカーサイトで確認できる。
http://wirelesshold.com/dv4home-2-1.aspx
このほか会場内では、 開幕直前に発表されたエレクラフト社の超小型HF機「KX2」 なども人気を集めている模様だ。なおこの会場で発表された製品が日本国内で発売されるかは、現時点で不明である。
●関連リンク:
・Kenwood D-STAR tri-band
handheld(AmateurRadio.com)
・Yaesu FT-891 HF/6M Mobile
Transceiver(QRZnow.com)
・DV4mobile at the Dayton Hamvention 2016
[Video](QRZnow.com)
・ デイトン・ハムベンション