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feed U42のハムライフ・その12 (2016/5/25 20:20:10)
第12回「電信の1st-QSO」
1986年6月、電信級アマチュア無線技士の免許を手にしました。
無線局の変更申請をして1.9MHzとA1モードを追加。
一歩前進した気分でした。

が、しかし。
変更申請は降りたものの、A1で電波を出すことができませんでした。
電信の「つらく厳しい第一歩」は、まだこれからだったのです。

アルファベット26文字と数字10文字、本文記号と送信終了記号、カンマ、クエスチョンマーク、ピリオドなどを覚えること自体、そう難しいとは感じませんでした。
電信級の受信の試験も、毎分45字の速度で練習していたので問題ありませんでした。

しかし、電信の1st-QSOは簡単ではありませんでした。
実際のQSOがどのようにされているのかわからなかったのもありますが、電信で電波を出す勇気がなかったのです。

そこで、まず7MHzで比較的速度の遅い局の交信を受信。
どのような交信がされているか、筆記しながら受信しました。
速度の遅い交信は、ほとんどがいわゆる「ラバースタンプQSO」でした。
そして、ラバースタンプQSOの送信例文を作成して、見ながら打つ作戦。
これで1st-QSOに臨んだのは翌年1987年1月。
お相手はJA1***/2、静岡県庵原郡。
電信級の免許を得てから半年以上経過していました。

実はこのQSO、横に私のCWの師匠がいて監督をしてもらっていました。
海上保安庁の無線通信士、JK3***、Yさんでした。
Yさんは私より3つ年上で、兄貴のような存在。
こと細かい指導があったのは言うまでもありません。
この交信を機に、ようやく「電信の第一歩」を踏み出したような気がしました。

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