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feed レスピーギ作曲 "ローマ三部作"名盤紹介 (2016/5/27 17:40:19)
20世紀 イタリアで活躍した
作曲家"オットリーノ・レスピーギ"(1879~1936)
の代表作である、交響詩"ローマ三部作"の
名盤を紹介したいと思います。
なお、自分が所有している音源の中で
ベストチョイスを名盤と表現します。

ローマ三部作は、作曲された順番に
"ローマの噴水"、"ローマの松"、"ローマの祭り"
から構成される一連の作品で、
特に"ローマの松"中の最終曲
"アッピア街道の松"の旋律は印象深く
耳にする機会も多い方になるかと思います。
どの作品も、古代ローマ帝国に思いを馳せた
作曲者が描いた壮麗な交響詩で、
時には豪快なサウンド、時には祈るような静寂さの
コントラストが素晴らしく、
指揮者、オーケストラが極限まで
試される難曲でもあります。

演奏に必要とされる楽器も特徴的で
舞台裏に金管楽器を配備する"バンダ"や
録音された鳥(ナイチンゲール)の鳴き声、
更にはピアノ、オルガンが登場し
色彩豊かな旋律が特徴です。

本三部作は大編成なので
やはりデジタルステレオ録音のCDに
現在では耳を傾けるのが良いかと思います。
私が所有している音源中で一番オススメなのが
"シャルル・デュトワ"指揮、
"モントリオール交響楽団"演奏の
DECCA盤です。
イメージ 1

1982年6月 モントリオールでのデジタルステレオ録音

モントリオール交響楽団は音が丸い
印象を持っていましたが、このCDは別格。
爆発するような強音から静寂に近い弱音まで
キレのある演奏が堪能できます。
特にお気に入りが"ローマの松"。
やはりアッピア街道の松での
旋律の響き方は何度聴いても新鮮です。

もう一つ、伝説的な名演奏を紹介します。
20世紀 指揮者三大巨匠の一人
"アルトゥール・トスカニーニ"指揮
"NBC 交響楽団"の演奏です。
イメージ 2

1949年~1953年 モノラル録音

この音源はLP時代から名盤として名高く、
自分が初めて手にした"ローマ三部作"の音源で、
それこそLPの溝が擦り切れる程聴き込んだものでした。
モノラルながら中音域の艶は最高で、
トスカニーニに鍛えられたNBC交響楽団の
音色は現在でも些か色褪せることなく、
素晴らしい演奏を堪能できます。


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