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<ARISSスクールコンタクト>国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士、あす6月4日(土)17:31から姫路市立坊勢中学校/坊勢小学校(8N3B)と交信予定 (2016/6/3 11:30:02)
アマチュア無線の資格を持ち、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の宇宙飛行士と、子どもたちが交信を行うプロジェクト「ARISSスクールコンタクト」。あす2016年6月4日(土)の17時31分JSTから、兵庫県姫路市立坊勢中学校/坊勢小学校の児童生徒が「8N3B」のコールサインで交信を行う予定となっている。ISSから登場するのは欧州宇宙機関所属(ESA)の英国人、ティモシー・ピーク宇宙飛行士(KG5BVI)だ。
瀬戸内海東部の播磨灘にある家島諸島のひとつ「坊勢島(ぼうぜじま)」は、兵庫県姫路市に属する面積1.87平方キロメートル、人口約2,900人の小さな島だ。2006年3月に姫路市と合併するまでは飾磨郡家島町に属していた。今回ARISSスクールコンタクトを行う坊勢小学校は全校児童が133名。また坊勢中学校は全校生徒77名(いずれも平成28年度)となっている。
ariss.orgによると、6月2日現在で告知されている交信スケジュールは下記のとおり。
★兵庫県姫路市立坊勢中学校/坊勢小学校(8N3B)
・日時(JST) :
2016年6月4日(土) 17時31分09秒~ 約10分間
国際宇宙ステーションのコールサインは「NA1SS」。ARISS JapanのWebサイトによると、ISSからは145.80MHzで音声信号が送られてくる。現在、ISSには日本人宇宙飛行士が滞在しておらず、欧州宇宙機関(ESA)所属の英国人、ティモシー・ピーク宇宙飛行士(KG5BVI)が担当し、交信は英語で行われる。
過去、NA1SSから発射された宇宙飛行士の声は「見晴らしのよい場所で、ハンディ機に付属ホイップアンテナでも聞こえた」「アパートのベランダから斜めに付き出したモービルホイップでキャッチした」といった受信リポートがTwitterに書き込まれていた。ビームアンテナに仰角ローテーターといった本格装備がなくても、ISSの軌道が高く状態の良いタイミングなら、受信のチャンスはありそうだ。
宇宙飛行士との交信を楽しみに、準備を重ねてきた子供たちの夢を壊さぬよう、貴重な信号を静かにワッチするよう心掛けたい。
●関連リンク:
・Upcoming ARISS Contacts(ARISS.org
最新スケジュールを掲載)
・ARISSスクールコンタクト
・軌道データ提供システム(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構/JAXA)
・兵庫県姫路市立坊勢小学校
・兵庫県姫路市立坊勢中学校