無線ブログ集
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デジタル簡易無線の利用法 (2016/6/4 16:43:24)
まだ大都市だけだと思っていたら、最近はジワリと地方都市にまで迫りつつ事であると感じる様になってきた。
何かと言えばフリラ各局で利用しているツールであるデジタル簡易無線(以下、DCR)が、少しずつであるが業務での使用が確認する機会が増えてきているという事だ。
本日は午前中に函館市五稜郭地区に車で出掛ける用事があり、久しぶりにDCRを持って行ったのだが、呼び出しChである15Chで普通に交信をしている様子が聴こえてきた。
中年の男女と思われる変調で、車の配車を指示している様な内容。そこで交信が終わった後に「ここは呼び出しChなので、普通の交信は他の交信Chを使っていただけませんか?」と送信すると、以下の交信を交わしました。
相手:どなたですか?
私 :このデジタル簡易無線を使っているイシカリAA930と申します。
相手:どうしたのでしょうか?
私 :ここの15Chは相手を呼び出すためのChなので、通常の交信は出来ないChな
のです。
ここで相手を呼び出してその後に他のChに移って交信する様にお願いします。
相手:そうなんですか? ここが空いていたのでずっとここを使っていました。
私 :相手が応答してきたら「△△Chに移りましょう」と、そのChに移動して使う
のが正しい使い方なのです。
無線機の取説にも書かれているはずなので、一度確認をして頂きたくお願いし
ます。
相手:分かりました。確認してみます。
私 :ご協力ありがとうございました。
時間にして1分程度のQSOでしたけど、相手の方には理解していただけたと思っております。いきなり無線を知らない(?)人に「イシカリAA930」なんて聴いても理解できなかったでしょうね(^_^;) 今回はすんなりとご理解いただけた方で良かったですが、中には難癖をつけて怒り出す人も出てくるかもしれません。無線機の使用方法の説明は読んでも、Chの使用方法は殆んどの方は読んでいないでしょう。
本来DCRはフリラ局向けだけに開放された無線ではなくて、フリラ局や一般の方が混ざって利用している無線です。
当然DCRを使っているのは全員が無線使用に精通している人達ばかりではないので、説明をする場合はいきなり攻撃的な言葉を使うのではなく、そこは丁寧に説明をして使用方法を理解していただくという手法が必要でしょし、私の地域でも今後は更にこんな場面が増えると思われます。
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