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feed 電力増幅 Vol.4 FET変更 (2016/6/26 22:03:10)
ずいぶんと長いこと放置してしまっていた136kHz帯送信機ですが、ゆるゆると再開しました。13.6MHz水晶発振の出力を分周して136kHzの方形波を得て、終段をあれこれやり始めたあたりです。
前回の記事は こちら

分周も4017、増幅も4017 なんて面白ぇべ!と選んだ2SK4017ですが、ドレインーソース間の耐圧が60Vというのがずっと気になってました。さしあたっての目標である50Ωで5Wという出力を得るためには22Vp-pの電圧がドレインにかかります。常にこれだけであれば問題ないのですが、136kHzという低い周波数での運用を考えると、アンテナの帯域がかなり狭くほんのちょっとしたことでミスマッチになり過大な電圧がドレインにかかる恐れがあります。となると耐圧60Vでは心許ない。そこで後ろ髪を引かれる思いではありますがファイナルに使うFETを変更することに。

カッコいい型番や語呂の良い型番を探しましたがこれといったものが見つけられず、結局2SK4021という見た目全く同じFETに落ち着きました。ドレイン-ソース間耐圧Vdssは250V、ドレイン電流Idは4.5A流すことができます。これなら大丈夫でしょう。入力容量Cissは2SK4017の730pFより小さく440pFです。

ところが・・・ここにきてまたひとつ見落としていたことが。それは フランジがドレインと接続されている ということ。シャーシに貼付けて放熱することができないんです。TO-220パッケージのようなネジ留めできる形状であれば絶縁シート+プラネジで固定できるので問題ないんですが、2SK4021はネジ穴の無い形状(パッケージ名分からず^^; )。

そこで再び変更。部品箱をあさって手持ちのFETを探してみたら IRFB23N15D 2SK3234 が見つかりました。IRFB23N15Dはフランジがドレインと接続されていますが、2SK3234はプラスチックモールドなので絶縁の手間いらず。ドレイン-ソース間の耐圧が高いし入力容量Cissも若干小さいので2SK3234を使うことにします。

イメージ 1
左から2SK4017、2SK4021、IRFB23N15D、2SK3234

イメージ 2
テスト風景。左側のユニバーサル基板が発振+分周回路、右が終段です。ヒートシンクを兼ねた何かのケースの廃物利用。セメント抵抗はダミーロード代わりです。


早速テストしてみると出力は2.5W程度。ん~、2SK4017では4W弱出ていたのにパワーダウンしてしまいました。出力UPを図っていきましょう!
イメージ 3


~つづく~




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