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136kHz送信機 電力増幅 Vol.6 ドライバ段追加 (2016/7/2 1:00:14)
元々、カウンタIC:74HC 4017
→終段FET:2SK 4017
というダジャレのような構成にしたいという思いがありカウンタICで直接終段のFETをドライブしていましたが、終段が2SK3234に変わってしまった今となってはこの構成にこだわる理由もなくなってしまいました。むしろ25mAしか出力できないカウンタICで入力容量の大きいFETをドライブさせるためゲートに直列に抵抗入れるというのがなんだか無理やり感(^^;)
出力ももっと稼ぎたいので、カウンタICと終段の間にドライバ段を入れてみました。使うのは2N7000というFET。これなら入力容量が小さいのでカウンタ直結でいけるでしょう(確認してないけど)。とりあえず適当に負荷を10kΩにしてみたら出力せず。1kΩに換えたら・・・
出力:22.0Vrms ⇒ 9.7W
電源:12.5V
消費電流:1.65A ⇒ 20.6W
効率: 47%
おー!出力も効率も上がりました(^^)
終段ゲートへの入力を測定してみたら0.2~5.4Vの方形波。以前は角が丸まった波形だったのでスイッチングロスが大きかったのかもしれません。
右:ドライバ段を設けたときの終段ゲートへの入力波形(参考図であり振幅は上記実験のときのものとは異なります)
目標の10Wにほぼ到達したものの、人間欲が出るものです。ドライバ段の負荷を抵抗からコイルに換えてやったらさらに出力上がるんじゃないか?ということで1kΩを47μHのリードインダクタに変更。すると16W近い出力が出たものの数秒後に全く出力が出なくなってしまいました。おそらく過大入力でFETを壊してしまったのでしょう(^^;)
~つづく~
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