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居酒屋 寿 ~ 奥尻島 (2016/7/24 17:29:14)
お願いしてあった旅館の食事は残念ながらキャンセルされてしまい、代わりに近くのお寿司屋さん、居酒屋さんを教えていただきました。
小雨降る真っ暗な道を5分位歩いて、出光GSの角を小さな川沿いに少し入ったところにそのお店はありました。
(ストリートビューはこちら)
居酒屋 寿 さんです。
いやー、ホントに一日の疲れが吹っ飛んでいくようです!
宿のご主人からお風呂を先にするか、お食事から帰ってからにしましょうかと一応は尋ねられましたが、とにかく腹ペコ+喉の渇きが激しかったので、後者でお願いいたしました。
写真を見ながら今、気が付いたのですが焼き鳥も豚串も肉の間はネギなのですね。
北海道の焼き鳥、串物というと玉ねぎがデフォルトだと思ったのですが、普通のネギとは意外でした。
ご主人、初音ミクのファンなのでしょうか?(笑)
島では当たり前かもしれませんが、ホワイトボードや黒板にでもいいのでちゃんと書いたものを見せないと、刺身とか無いと思って頼まないお客さんいるんじゃないかなあ。
串物をビールで流し込みながら女将さんに、お酒に合うおススメの肴を適当にお願いいたしました。
「ウニとかも入れますか?」と聞かれましたので、「もちろんお願いします!」と返事。
出てきた盛り合わせは、一人で飲むのにちょうど良い品数の海の幸がきれいに盛り付けられていました。
なかでもウニは奥尻島の一番のウリという事もあって、こんもりと沢山の新鮮なウニを載せてくださいました。
ウニ、イカや甘エビはもちろん、本マグロの中トロも地の物で、そのどれもがビックリするほど甘い!
口に入れた瞬間にフワワーっと幸せな気分にさせてくれます。
もうひとつ、いわしの煮つけを出してくださったのですが、コレは相当素晴らしい!
千葉や愛知でもいわしの煮つけはよく食べますが、本当に臭味がまったくなく新鮮であることが分かります。
味付けは濃いのですが、砂糖は愛知や千葉と比べて少ないようです。
おそらく下ごしらえに相当の手間をかけたであろういわしの煮つけは、小骨は全く気にならず、ワタまで美味しくいただくことが出来ました。
ラベルを見ると 「奥尻の米」「奥尻の水」 と表記があり、 精米歩合60%の特別純米 となっています。(後で調べたら、自分も大好きな酒米 「吟風」 で、酵母は協会9号、酸度1.6、日本酒度+4、アルコール度数15%でした)
飲んだ感じはやや端麗よりのキレのあるお酒で、控えめながらも上品な上立香と特純らしい旨みのバランスが素晴らしいお酒です。
吟味の少ない分、端麗寄りのややライトなボディと相まって 食中酒とするのにベスト と感じました。
そういえば、こちらの寿さんのメニューには 「純米酒(600円)」 と 「吟醸酒(700円)」 が載っていて、私は「純米酒」を選んで2杯ほどいただいたのですが、「吟醸酒」はどんな銘柄だったのでしょうか。今度行く機会があったら、飲んでみたいと思います。
このお酒、ラベルの製造蔵を見てみると、夕張郡栗山町の 「北の錦」で有名な小林酒造 さんでした。
どおりでしっかりした美味しいお酒であったはずです。
女将さんにもそのことを告げるとニコッと笑顔で返されました。
道内でしか手に入らず、通販でもほとんど見かけませんが、この記事を書きながら調べていたらなんと、ふるさとチョイス限定のふるさと納税で手に入ることが分かりました!
これは来年、チョイスしないといけません(笑)
(ふるさとチョイスのページはこちら)
しかも 星野阪神 (笑)
大将に聞いてみたら奥尻島でも4、5人くらいしか阪神ファンはいないとか。
恥ずかしそうに話してくださいました。
アツアツの雑炊は蕗の酢漬けの酸味と相まって、とても美味しくいただきました。
旅館の夕食が食べられなかったのは残念でしたが、今回も美味しくて心優しい大将と女将さんの切り盛りする素晴らしいお店と出会うことが出来ました。
今度行く機会があったら、せめて2泊くらいしてゆっくり島の美味しい物を堪能してみたいと夢見ています♪
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