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feed 20160726 船舶気象通報(灯台放送) (2016/7/26 0:33:36)
1670.5kHzの船舶気象通報(灯台放送)、今年9月30日廃止されることが海上保安庁より発表されています。とうとう廃止されてしまうのですね。灯台放送を初めて知ったのは今から40年以上前、小学生の時にBCLラジオ・ナショナルクーガ115を買ってもらった時でした。クーガ115のフィルムダイヤルの1.6MHzと2MHz※のところにマークが付いており取説にはそのマークの説明に船舶気象通報とだけ書いてありました。でもその時はそれが何のことかわかりませんでしたので受信を試みることもありませんでした。

※当時は潮岬灯台などの紀伊半島周辺の灯台放送は2MHz帯を使用していました。いつから1.6MHz帯になったのか資料がないのでわかりません。

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その後、小学6年の12月に買ったラジオの製作1976年1月号のふじひろし先生の「WAVE of the WORLD」に書かれていた記事で少し詳しく知ることになり受信を試みるようになりました。海外放送受信用にロングワイヤーアンテナと呼べるものは張ってありました。単にリード線を屋根の上に張って、それを実家の一階にあった自室に引き込んだだけですが。ホームセンターが無かった当時、ロングワイヤーアンテナを張れるような長い銅線すら奈良の田舎の小学生には入手困難でした。思いついたのが模型店で売っている細い被服リード線でした。それを使って実家の屋根にロングワイヤーアンテナを張り、アースは水道管に繋ぎました。

とりあえずそんな設備でも船舶気象通報は受信できました。でも直読式でないクーガ115で船舶気象通報局を捉えることは至難の技でチューニングダイヤルを微妙に動かしつつずっとサーチする必要がありました。

裏技的受信方法:電柱の一番上に張られている避雷用の架空地線って銅線があるんですが、それが所々で電柱に沿ってアースに落とされているんです。その電柱のアース線に沿わせるようにクーガ115のロッドアンテナを近づけると船舶気象通報局が非常に良好に受信できました。でもノイズがひどくて全く聞こえない日もありました。今思うと送電線パルスノイズが発生していた時だったんでしょうね。

中学生になりヤエス FRG-7導入後はチューニングの苦労もなくなり、また総延長40mくらいロンクワイヤーも張れるようになり、アンテナカプラーを入れて全局受信できるようになりました。ベリカードも何局かから頂戴しました。

その後も1.6MHz帯~2MHz帯の潮流放送や各地のハーバーレーダー、漁業無線、海上保安庁船舶等、中短波帯のマリンバンドをよく聞くようになったのも船舶気象通報局がきっかけだったと思います。夕方あたりによく聞こえる1.7MHz帯の山陰地方の漁業無線海岸局の定時通報がなんとも趣があって大好きでした。

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