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feed 3/4λ J型アンテナ (2016/7/30 14:55:06)


 先日ブログに書いた3/4λ山岳用GPのエレメントをショートスタブでドライブしてみたらどうなんだろう、との考えが浮かび、思いつきで試してみました。つまり、3/4λのJ型アンテナ。1/2λのエレメントを使う通常のタイプより、利得向上が期待でき、GPと違ってラジアル不要、重さも軽減できるのでは?と考えたわけです。元はモービルホイップ、それがGPに、そしてさらに姿を変え・・・。




エレメントの長さは最終調整するとして、まずはショートスタブ。

<作製>
 直径5ミリ銅パイプ1メートルを半分に切断、直径4ミリ銅パイプをコの字に曲げ、5ミリパイプに差し込みU字型にする。塩ビパイプ継手に2か所の穴を開け、銅パイプ中ほどに固定する。先端部もプラスティック板で固定。2本のパイプ間隔は2センチ。下から上まで等間隔を保つ。


下部

中間部

上端


<給電部>
 1:4 Uバランを作っておく(3D2V 67センチ)。給電線を丸端子にハンダ付けの上、目玉クリップにボルト固定。この時点では、給電位置がわからないため、とりあえず目玉クリップで可変できるようにしました。アンテナ本体の組み立ては、GPのエレメント(直径4ミリ)をスタブの片方に3センチほど差し込み、結束バンドで止めるのみ。


Uバランと給電部

スタブ完成


<調整>
 目玉クリップを上下させながら、給電位置を探ります。下端から8センチあたりかな、と見当をつけたところ、12センチでSWRがストンと下がってくれました。共振周波数が高めだったので、エレメントを追加。位相コイルはそのまま使用し、長さ130センチで145.00、SWRほぼ1.0となりました。給電位置はけっこうクリティカルで、5ミリ程ズレても大きく変わってしまいます。



<設置>
 ショートスタブの間隔を保つために入れた中間の継手に、50センチの塩ビパイプを差し込み、いつものように三脚に大型クリップで固定。




収納約50㎝


 ベランダで受信してみたところ、以前に作った1/2λのJ型アンテナよりS1程度上がるようです。GPの状態との比較はしていないものの、同等かなとの感触です。ただ、この設置の仕方だと、クリップ内でパイプが回ってしまい、安定しません。スタブ本体の耐久性を含め、もう一工夫必要。さっそく山で使おうと考えていたのですが、このままではちょっと、といったところです。





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