無線ブログ集
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JR函館駅・・・現在 (2016/8/6 22:42:38)
所用で函館駅周辺に出掛けたので、ついでにJR函館駅にも行って来た。3月下旬の北海道新幹線開業後は初めて函館駅に来た。久しぶりなので入場券を買ってホームに侵入して、退場時には切符に無効印を押してもらい回収した(^_^.)
改札口前の出発列車案内板の左側は、今までは青森、東京方面の案内だったものがJR江差線の経営分離により道南いさりび鉄道(いさ鉄)の案内となっている。因みにいさ鉄は厳密にいうとJR江差線時代は木古内~五稜郭間までであり、五稜郭~函館間(JR函館本線)にはJR線に乗り入れということになる。つまり函館から乗車すると五稜郭~函館間のJR線分と五稜郭以降のいさ鉄分を、二重に初乗り運賃を負担する事となる。
改札口に左側にひっそりと一台だけいさ鉄の券売機が置かれている。なんか邪魔者みたいな扱いに見えるんだけど・・・。因みにJR五稜郭駅にも同じ券売機が置いてある。
自宅近くの七重浜駅まではJR時には220円(JR江差線は地方交通線)だったものが、いさ鉄では300円となった。これでも関係者の努力でこの程度に収まったのは感謝するべきでしょうね。私は100円以上は上がると思っていたから。
8番ホームに札幌行きスーパー北斗9号(9D 旧塗装)が入線する。車両はスーパーとかちで運用されてるキハ261系1000番台だ。尚、北海道新幹線開業後はスーパー北斗、北斗の列車番号が従来の「運転号(D)+5000番」だったものが、単純に「運転号(D)」だけになった。
スーパー北斗専用車両のキハ281系と、キハ261系1000番台も現在は車両傾斜機構は使用されおらず、しかも運転速度も10㌔程度落として運転されているので函館~札幌間は4時間を少し切る位まで所要時間がかかっている。これは昭和の時代に運行されていたキハ82系特急気動車よりも速いもののさすがに速いとは言い難い。
一連のJR北海道の不祥事以降、資金面から車両の更新もままならずに新型気動車と期待されたキハ285系の導入も見送られて、現存するキハ261系1000番台が増備されることとなった。数十億円をかけて製造されて試作車両として札幌に回送されたキハ285系(3両)は、結局陽の目を見ることなく廃車となる事が決定した。
8番ホームから海側の留置線には、お役御免となった789系スーパー白鳥が置かれていた。手前から2番目に置かれている白い塗装の車両がキハ261系1000番台のスーパー北斗で、今後は2~3年かけて順次正面の貫通扉が黄色の警戒色に塗られた新塗装に変更されていく。
留置された789系を札幌側から見てみると、おお~っ!!! これは壮観な眺めだ。
現役時代だってこんな場面は勿論見る事は出来なかった。北海道新幹線開業後は順次札幌の苗穂工場に回送され塗装を変更後、スーパーカムイに使用されている785系の置き換えになり、現在主力の789系1000番台スーパーカムイと兄弟車両の運用が実現する。
もし使わないなら一編成私にいただけないかしら?(^_^;)
7番ホームに札幌からのスーパー北斗4号(4D)が到着。
函館駅で函館行きなんて行先表示は見られない。列車が到着後に数秒間だけは表示されているものをパチリ。しかし現在は増結で10両編成まで運転されているので、車両の端から端までをウサイン・ボルトが走っても20秒位はかかる長さになっているワケです(^_^;)
スーパー北斗4号の車両は新旧塗装車両の混成だった。手前の車両が旧塗装で、奥側の車両が新塗装。
キハ261系1000番台のツーショット。登場後20年以上が経過しているキハ281系に代わり、今後は当たり前にこの様な組み合わせしか見られなくなるのだろう。
回送のキハ261系1000番台だけが残るJR函館駅。私以外に1番線にローカル線の列車待ちで2人がホームに居たが、それ以外は全てのホーム上には利用客や駅員は全く居なくなった。駅舎内には沢山人は居てもスーパー北斗・北斗だけとはいえ、特急が停車する駅の土曜日の日中でこのありさまなのである。
2030年には北海道新幹線が札幌まで延伸すると、函館駅にはもう特急列車は来なくなり、函館~小樽間(252,5㌔)は経営分離で三セク化されて単なるローカル駅に格落ちするのさ。新幹線が新函館北斗駅に開業してお祝いムードだけどこれで良かったの? あと14年経って当時になぜ函館駅に新幹線を持って来なかったのか?なんて言ったってあとの祭りになるのを誰も気が付かないのだろうか?
今でも遅いけどさ(+_+)
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