無線ブログ集
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各地RC&2016年第八回関西OAM 結果報告 (2016/8/8 1:03:27)
8月6日、関西OAMを開催致しました。開始予定時間は午後6時とし終了は
深夜0時過ぎを見込んでのロングラン。合法CB無線だけ先行開始と決めて
早めに六甲山へ向かう。ただ何だか天候が怪しい。段々と空は曇りはじめて
しかも風が強くなってくる。これは雷雨が近づいている?スマホで確認すると
続々と雷雲が発生し集団で六甲山へ向かっている模様(泣)
天候の懸念、それに今回は各地RCと同時開催としていてその場所の天気も
気になるし更には六甲山で関西OAMと同時開催を狙っていた板橋RCの開催も
「いたばしAB303局」の予定が未だに分からない。色々と心配しながらも
準備を進めているとAB303局より自力で六甲山へ向かうとメール着信。
確認後に一軒茶屋Pへ。午後6時開始としたものの雷雲が近づいているので
気になって仕方ない。山頂へ出るのは見合わせて若干早めにCB運用開始して
Esで各局とQSO。そんな中、AB303局も現着となり一軒茶屋Pで暫く運用を
楽しむ。今回はラジックス社の試作機、R2016を持参頂いたので主に受信に
関してのテストも行う事に。しかしAB303局とアイボールするのはかなり
久しぶりです。お元気そうで安心しました。
小雨も上がって大丈夫そうな感じとなりAB303局と山頂へ移動。するとまぁ
アマチュア局が展開中!ああ、今日はフィールドディコンテストなのか・・。
ICB-R5でワッチしてみるとアマ局が送信する度にS4~5で被り込みが入るので
今夜のOAMは厳しい展開になりそうだ。(写ってないけどこの写真の右側は
アマ局がテント&アンテナ展開、ただバッテリー運用なのでパルスノイズ無し)
ただ雷雲のおかげでハイカーが殆どいない。なので早めに六甲山特小RPTを
設置。CB全般はAB303局、特小RPTはとりあえず当局が担当し山頂運用を
開始しました。CB運用は当局のICB-R5、そしてラジックス機の併用で行い
各局からレポートを頂きました。ただ途中からは殆どICB-R5での運用に
なってしまいましたが・・・。アナウンスは「板橋RC」&「関西OAM」で
行いました。
デジタル簡易無線も「ならAI46局」が装備一式を持って登場。展開後に早速
運用開始。花火大会が各地で行われていた為か業務局が何時も以上に沢山!
かなり苦労されていましたが4時間以上のOPで90局を超えるQSO成功。
特小単信は「コウベAA805局」にお任せ、また特小RPT運用は関西OAMでの
ライティング係と勝手に呼んでいる「わかやまKK3299局」が担当。彼の持つ
投光器は六甲山の山頂を昼間のように(笑)更に「イズミF77局」も同型の
投光器をお持ちでダブルで点灯させると個人装備のLEDライトなんか不要。
特小RPTを運用中のKK3299局。山頂に見えられた局長さんの中で一番の若手。
山頂で遠方のRCをCBでEsQSO狙うも失敗。でも近接エリアでは伊勢湾&北陸
(京都側)とQSO成功。デジ簡では西日本移動隊ともQSO、更には各地RCの
全てに富士山からチェックインを狙う「にしたま123番局」とも繋がった
様子。(写真は北陸RCを狙う「きょうとDA153局」)
さてOAMのCB運用ですがアマ局の運用の合間にQSOを狙う形。被りだすと
連続して波がくるので全然QSO出来ないのが痛い。でもアマ局は配慮をして
頂いている様子であり少々申し訳なく思う。というのも山頂にはこの日何と
10局集合、投光器2機で煌々と明るいし賑やかにやっていたのでご迷惑を
掛けてしまったかな?と。
折角持ってきていただいたラジックス機、試作機なのでまだまだ性能不足で
関西OAMコントロール局用としては使えない。だけどもそんな状態の中で
唯一の成功が岐阜県の池田山で「イワテB73局」が行う伊勢湾RCへの参加。
向こうの使用機種はサイエンテックス社のSR-01、こちらはラジックス社の
R2016、見通しとはいえ135kmの距離でQSO成立。たぶん別会社の新機種を
使用した初めてのQSOとなるハズです。ICB-R5で行ったQSOのレポートが
B73局側で54、R2016では41-51とまだまだ明らかに性能の差が有りますが
SR-01対R2016で相互QSO出来た事は大変嬉しい!
パーソナル無線は「オオサカCB422局」が担当。毎回本当に坊主で終わるかと
思うのですが「オオサカKA06局」が参加されて1局成功という結果に。
六甲山移動、心配していた雷雨は全然大丈夫。各地で行われている花火大会を
見ながらのOP、そう書くとFBそうに思えるのですが実際は花火の音が大変
ウルサイ!雷鳴かと一瞬身構えるぐらい激しく聞こえていました。
最終まで掛かったのはやはりデジ簡の運用。それを待って下山し帰宅される
AA805局以外の9局、9台の車でデジ簡で喋りながらファミレスへ。そこで
深夜3時前までアレコレ喋ってから解散となりました。御参加の各局様大変
お疲れさまでした。
各地RC&関西OAMとして初開催となった今回、沢山の局長さんが参加される
FBな内容となり嬉しく思っております。またキー局等で運用された各局様
大変お疲れさまでした!準備不足で各RCと連携無し開催とか課題は色々と
有りますが次回も企画した時は是非とも御協力をお願い致します。
(各地RC&関西OAM、参加表明いただいたイベント)
みちのくRC・・・・OP:あきたAO899局
新潟CBRC・・・・・OP:ニイガタAA462局
北陸RC9エリア側・・OP:いしかわAS36局
北陸RC3エリア側・・OP:きょうとKP127局
伊勢湾RC・・・・・・OP:イワテB73局
西日本移動体・・・・OP:やまぐちAN77局
板橋RC・・・・・・・OP:いたばしAB303局
関西OAM・・・・・・OP:山頂集合の10局(笑)
板橋RC&関西OAMのQSOリストは後日別記事でUP致します。
(ラジックス社 R2016について)
今回初めて現物を見ましたが自作無線機という感じが半端ない(笑)
大手メーカー製の既存CB機やサイエンテックス社SR-01に比べると外観は
かなり見劣りしますね~
ただ不思議なもので山頂移動各局で触り倒していると「これはこれで有り」
という結論に。ブサカワ?当局はCB無線が世の中に出てきた頃の商品に
近い感じを受けました。各社試行錯誤しながら電化製品を作っていた頃の
レトロ感というのか・・・。SONYであればCB500かな。
縦型のCB機、厚みは有りますが薄かったら置いて安定しないのでこれはもう
受け入れられます。後は出来れば高さを3分の2ぐらいに出来たらなぁ~
そりゃもっと薄くして単一8本じゃなく単三8本仕様に変更するの面白そう。
JRCのJST-10みたいな感じ?でもそうなると操作部分は天板にしないと・・。
基盤のコストを抑えるのにワンボード両面実装、だからデザインの自由度が
無くなりましたね。
まぁデザインの話は置いておくとして性能ですが受信感度はそこそこ良いと
思います。但し当局のHST調整ファイナルバージョンのICB-R5に比べると
S1以下あたりでギリギリ入る局はR2016では全然追えません。混変調にも
弱いですね。受信感度と混変調対策はもう一工夫欲しいです。
送信ですがこれはもう現状ではNGです。もっとも今回は受信改善対策への
力点を置いた改良との話ですから今後に期待。多分簡単な改善対策は無いと
思われますので時間を掛けて満足のいく仕上がりにしてほしいですね。
変調は完全にこもり気味、送信はかなり弱い、この現状で見通しとはいえ
135km先のB73局とのQSOがよく出来たよな~と(笑)
chセレクターですが軽く回ります。こんな感触は今までのCB機では無いと
思います。が、RJ-580のchセレクターより全然実用的です。あれはもう
意図せずボタンに触れると簡単にch変わっちゃいますので。実際に運用で
特に不便に感じる事は無かったです。
電池BOXはとりあえず仮設置、なので固定していない状態でしたがこれは
製品版で仕切り版を追加でOK。金属ケースに仕切りを付けるのは簡単だと
思われます。どうもラジックス社は単一仕様に拘っているとか。単三6本の
サイエンテックス社SR-01、電池の持ちはどうなのか気になる所ですが
関西OAM技術部の方に伺うとHST ICB-R5に比べて受信時には約3倍の
消費電力、送信は昇圧して行うから更に消費するので内臓乾電池運用では
当局の様な運用スタイルだと予備電池、又は外部電源が居るかもとの事。
なので単一のR2016の方が長時間運用は楽に出来そうですが重い(笑)
何にせよ十分に使えるCB機となれば良いのですがまだまだ未知数です。
もし諸問題が解決して製品版となった時は追加料金でカスタマイズが可能
という所には魅力を感じます。例えばSPの音質調整とかフィルター切替等
設定できそうな感じでした。
ラジックス社に対して技術力の有る方は是非「こうしたらどうか?」という
提案をされるのも良いかもしれませんね。ただ現在はこういった無線機の
需要が無い為か入手できる部品(昔は簡単に買えたものが)に限りがあり
中々自分が思うようにいかないのも事実ですが。
以上簡単ですけどレポートでした。OAMの次の日の午前中に炎天下で運用
しましたが熱暴走は有りませんでした。違法chワッチ機能を使って現在の
コンディション把握が出来たお陰でICB-R5を使いEsQSO楽しめました。
当局はあの機能、好きなんですけどね(笑)
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