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富士山登山顛末 (2016/8/12 18:59:58)
遅ればせながら富士山登山顛末です。
ここで1時間仮眠and休憩。
頂上ではまず、神社で御朱印張にはんこをもらって、お守りを買ったりし、
このあと2時間ほど山頂に滞在して無線運用などしました。これはまた別にアップします。
先週の今ごろ(午後6時頃)、つくばから富士山に向かって車で移動中でございました。
とにかく一週間時計の針を戻しまして、先週の金曜日の午後7時45分、須走口の駐車場に到着。須走ルートの5合目まで送ってくれるシャトルバスの最終時間午後8時まであとちょっと(ちなみに有料
往復1600円です)。
爆速で、着替え、登山準備をします。登山前の焦りは正直いいことはありませんが、とりあえず今回は裏目にはでませんでした(笑)。
なんとかバスに乗り込んで、5合目に午後8時30分頃到着。何てったって20年ぶりの富士登山。勝手を忘れているし、歳も重ねましたので、高度順応をかねて小1時間ほどここに滞在。
その間に、つくばAM680局とCB、特小、DCRで3バンドQSO。ありがとうございました。
午後9時30分、登山開始。正直20年前の須走ルートのことはすっかり忘れてます。昔、使っていた豆電球式のヘッドライトがまったく役に立たない。乾電池は新品なのに。
全然、登山道の石とか突起物のコントラストがわからない。仕方がないので念のため持ってきてた自転車用の強力なLEDヘッドライトを使用したら快適。片手が使えなくなるけど非常に重宝しました。
昔、豆電球式のヘッドライトで北アルプスや洞穴に潜り込んでたのが信じられない。夜間はLEDライトがいいですね。
出発から1時間、7合目の下の方に到着。ここで無線運用。各局に応援をいただきます。
ありがとうございました。基本、DCRのメインを聞いていたので、途中、複数の局からお声がけ頂きました。
3000mを越えて空気が薄くなるのがわかります。 午前2時40分、本8合目の見晴台の山小屋に到着。空気が薄いのに加えて、
かつてよりも体重が増え、しかもCB機や行動食を多目に持ってきているので、20年前よりも到着に時間がかかっている(泣)。
午前3時40分、再出発。しばらくしてお腹が下痢気味になってきました。まじで やばい、どこかで野○ソしたい。でも我慢しながら登山を続けます。
本8合目の手前の山小屋にたどりついて、500円払ってトイレに駆け込みました。お腹の中のものをすべて出しきってすごく楽チンになり、引き続き登山開始。
午前4時50分、本8合目に到着し、ここでご来光を拝みます。
おかしい・・・。
20代の頃は、すでに頂上でご来光を拝んでいたはずなのに。
一方で、当時は無理して速く登ってたので2800mを越えた辺りから高山病で頭痛を発症してたはずですが、ゆっくり登っているので頭は痛くないのが救いです。
ここからだと頂上が見えています。距離的には1kmもないのですが、この調子だと到着は午前8時だな。
とにかく足が動かない。例えば秋葉原駅の電気街口の改札からエスカレータに乗って山手線のホームに上がるエスカレータ程度の高低差を登るのに5~10分かかる感じ。
酸素が薄さを久しぶりに実感しました。ここでよかったのは、酸素のスプレー缶を持ってきてたことかしら。ずいぶん助けられました。これがなかったらぶっ倒れてたかも。
高山病予防にもなるので、酸素スプレー缶は持参した方がよろしいようです。
午前7時45分、頂上に到着。快晴で、思ったよりも風は強くありません(といっても、もともと富士山頂は風が強い)。
頂上で、フラットなところは地上同様に移動できますが、ちょっと登りになるとつらい。
午前10時過ぎ、下山開始。詳細は省きますが、行動食、CB機など重量物がザックに入っているので、下山は膝上の筋肉に負担がかかりすげ~辛かった。
5合目の駐車場にたどり着いたのは、午後2時30分頃。2時間程度の行程が4時間以上かかってしましました。
もう足はぼろぼろ。今回の反省点は、
①行動食多すぎた
②上に行くほど、水分は必要としなくなる
割りきって、頂上でお金を出して食事にしてもいいかも
③ノルディックウォークのような杖があるといいな
④酸素のスプレー缶は持参したほうがいい
とくに小型のやつがいい
⑤CB機(とくに880T)は、登山目的なら要らない
運用しても、モールス信号ばかりイメージ受信してしまう
⑥非常用にDCR持参程度でいいかも
とにかくいろんなことを思い出させてくれる20年ぶりの富士登山でした。
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