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feed シューベルト作曲 カール・ベーム指揮 ベルリン・フィルの交響曲第8 & 9番 (2016/9/27 0:01:00)
"美しき水車小屋の娘"や"冬の旅"等、
リートで大きな業績を遺したフランツ・シューベルト(1797~1828)は
短い生涯の中で交響曲に関しても素晴らしい作品を書いています。
特に有名なのが第8番"未完成交響曲"と第9番"グレート"で
どちらも作曲者の生前には演奏されず、後に発見
されて地位を獲得した作品です。
交響曲9番に関してはシューベルトが尊敬していた
ベートーヴェンの作風が至る所に現れながら
声楽的要素が多い仕上がりとなっており、
第1楽章冒頭、ホルンユニゾンで奏でられる
牧歌的ながら勇壮な旋律を始め
聴き手をグイグイと作品中に引き込んでいく作風です。
(ここのホルンが難しい。また指揮者がアインザッツを
ピタリと出さないと、奏者は冷や汗をかく難フレーズですね。)

モノラル時代は、フルトヴェングラーが
1951年に録音した盤が決定盤として
つとに有名で、現代でもその地位を占めています。
ステレオ録音になると、今回紹介する
カール・ベーム指揮のレコーディングが一番と思っています。

イメージ 1

・ 指揮: カール・ベーム (1894~1981)
・ 演奏: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
・ 1963年6月 ベルリン、イエス・キリスト教会でのステレオセッション録音
・ ドイツ・グラモフォン盤

先述の通り、声楽的要素が数多く旋律として
取り入られていることから、どの楽器も
"歌って"いなければ名盤とは言えません。
その点、本盤は知的なリズム感ながら
ダイナミックな演奏で満足できます。

それにしても、録音場所のイエス・キリスト教会
の音響効果は改めて驚くばかりです。
各音共にメリハリがありながら残響が程よく
数々の名盤を産み出してきた
ヨーロッパでも随一のレコーディング会場と思います。

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