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20161015 ロッドアンテナ (2016/10/15 23:35:43)
SR-01とICB-770のロッドアンテナを見比べると寸法規格とも互換品と言ってもいいでしょう。ただその材質は違い、SR-01はステンレス製、ICB-770は真鍮にクロム鍍金です。SR-01はステンレスロッドの製造メーカーはおそらくあの国内メーカーでしょう。
SR-01のステンレス製ロッドアンテナは横向きにヘアライン仕上げなっているせいもあってか、伸縮時の硬い金属が擦れ合う奥歯が「キィーッ」となるような感覚はあまり気持ちの良いもではありません。ステンレスロッド独特の伸縮時の感触と新品だからか動きも硬いし、そのうちアタリがついて伸縮時の感触もいい感じになってほしいですが。「ロッドアンテナを伸ばす」は市民ラジオにおいては「運用する」と同義の重要な行為ですからロッドアンテナの伸縮時の感触が与える印象は大きいと思います。
でも、エレメント自体はステンレス製の方が腐食に強く丈夫だと思われますので、現在の無線機で採用するならステンレス製が妥当な選択なのでしょう。以前、同じメーカー製と思われるほぼ同じ規格(ちょっとだけ長い)のロッドアンテナをばらしたことがありますが、ステンレス製エレメントのロッド自体は非常に硬く切るのに苦労しました。真鍮製クロム鍍金のエレメントの2~3倍の硬さはある印象でした。ただ内部に使用されている薄い金属パーツ自体は真鍮製クロム鍍金ロッドアンテナと同じく柔らかい銅製の鈑金製品で、強い力で伸縮を繰り返すと徐々に変形し最後は潰れてしまいますので注意が必要です。とくに動きが渋いステンレスロッドは特に注意したほうがいいでしょう。
ICB-770のクロム鍍金のロッドアンテナは状態が良ければ非常にスムーズに伸縮できます。心地よい抵抗感、全体に粘りのバランスが良いロッドアンテナは先端だけを持って伸縮させても全段が同じように動きます。AI46の個人的好みとしてはこちらが好きです。※リグはICB-770
Kai Ver.2です。
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