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feed アマチュア無線 50MHzビーコンでオリオン座流星群の電波観測 (2016/10/23 0:01:00)
毎年、この時期に極大を迎える"オリオン座流星群"の
電波観測を昨日から行っています。

< FT-991M & HF6CL >
イメージ 1

いつもの組み合わせで、50MHzのビーコン周波数に合わせ
流星エコーを捉えます。

オリオン座流星群の母彗星は、有名な"ハレー彗星"です。
一昨日の夜から雨が降り始めた当地では、
肉眼での観測が難しいので
その点、電波観測は天候に関係なくできるため良いです。

・ 追記
今回は少しアマチュア無線と天文学に
おける電波観測について書いてみようと思います。
宇宙の成り立ち等で絶大な威力を発揮している
電波観測の歴史は、黎明期のアマチュア無線家が
関与して発展してきました。
主要な人物として、米国の"カール・ジャンスキー"(1905~1950)
と"グロート・レーバー"(1911~2002)の2名が有名です。

ジャンスキーはベル研究所在籍中、全天を
観測できる20.5MHzアンテナを作製し
初めて天の川(射手座)方面から宇宙由来の
電波が到達していることを発見し、
電波天文学では重要な単位"ジャンスキー(Jy)"に
名前を遺しています。
* ジャンスキー(Jy)…電波天文学における見かけの電波強度
1Jy = 10^-26 W・m^-2・Hz^-1

グロート・レーバーは自宅に直径9mのパラボラアンテナを
1930年台後半に作り上げ、160MHz帯域を受信し
全天から降り注ぐ宇宙からの電波を初めて
可視化したことで有名です。

現在、主に電波天文学で用いられる周波数は
1400MHz帯域で、これは水素原子の
基底状態における振動周波数ですが
水素は宇宙で最もありふれた元素であり
かつ重要なため、国際電気通信連合(ITU)から
特段の配慮が行われる帯域となっており
地球では近傍帯域を含めいかなる場合でも
電波発射が厳に禁止されている周波数です。


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