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泉ヶ岳定点運用10/23 (2016/10/24 20:02:47)
今年5回目となる泉ヶ岳定点運用。前回10月1日の際とはうって変わって、寒い山頂でした。季節は早や、冬に近づいているようです。
いつも通り「かもしかコース」を直登。ウサギ平あたりから弱い時雨となり、山腹に虹がかかっていました。約80分の登りで山頂着。東に青空が見えているものの、西は曇天。山頂から少し藪漕ぎした運用場所は蔵王連峰と朝日連峰が望める展望地ですが、分厚いガスに覆われ何も見えません。時折、冷たい風とともにガスが吹き付けてきます。いよいよこういう季節になったな、と実感。
〈本日の装備〉
リグ FTMー10S、ID-51
アンテナ 7/8λGP(145MHz)
いつもはハンディ機5Wでの運用。FTM-10Sの最大パワーである10Wにて標高1172mの山頂から運用したらどんなだろう?というのが本日の目的。これまでも、部分的に10W運用したことはありますが、始めから終わりまでフルパワーで運用したことはありません。時間は約2時間なので、バッテリー的にも十分可能。ところが・・・。
三脚にアンテナを設置し、念のためSWRを測ってみると1.0動かず。SWR計を外し、同軸ケーブルのMコネをリグに取り付け、準備万端ととのったまさにその時、西からの強烈な突風が・・・。三脚ごと倒れ、なんとトップエレメントがまっ二つに破損。しかもその内の一方がどこに飛んだのか、どうしても見つかりません。バランスを考えトップエレメントは直径2mm銅パイプにしたのですが、こんなことになるとは想定外、というか考えが甘かったようです。しかたなく、エレメントの上部無しで運用することに。本来167cmのGPですが、ざっくり30cm足りません。良くないことは続くもので、SWR再測定のためリグからMコネを抜こうとしたら、きつく締め過ぎたのかコネクターが回らず外すこともできません。SWR計測不可。マッチングもなにもあったものではありません。この状態では、さすがに10W出すのはためらわれ、当初の目的ならず・・・でした。
恐る恐る0.5W〜3WでCQを出したところ、宮城、岩手、福島、山形各局に応答いただくことができました。北は花巻市、南は福島市。多くの局に59のレポートもいただきました。心の中では、そんなはずは?との思いとそこそこ飛んでいるかなとの思い、もしかして偶然にもマッチングが取れているのでは?などと都合の良い考えが交差していました。当然ながらサプライズ的な遠方との交信はなかったものの、壊れたアンテナでも交信できてしまうのはさすが山頂。
帰宅後、SWRを測ってみたところ、バンド内2.5〜3.5。共振点は見当たりませんでした。リグが壊れるほどではないにしても、だいぶ負担をかけてしまったかもしれません。
山頂で10Wなどと身の丈に合わないことを考えたのが良くなかったのか。仕切り直して、次回以降に持ち越しです。
〈反省点〉
・アンテナエレメントのつなぎ部は丈夫に作り直す
・Mコネクターをきつく回し過ぎない
・三脚の強風対策
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