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feed 27MHz 受信機 AR-02の製作 Vol.01 構想・予備実験 (2016/10/26 20:39:31)
コンセプトは「極力シンプルに!」

ラジオIC LA1600を使った7MHzや50MHzの受信機、ダイレクトコンバージョンなどこれまでいくつか受信機は作ってきましたが、実用的な感度に達したものはLA1600の7MHz受信機くらい。それも人様の回路をほとんど丸パクリなので、未だ自力でちゃんとした受信機を仕上げたことはありません。そこで今回は極力シンプルに部品点数を少なく作れるように頑張ってみます。


<三端子ラジオIC LMF501>
できるだけ部品点数を少なくと考えてすぐに浮かんだのが3端子ラジオICのLMF501。見た目は2SC1815なんかのトランジスタそっくりですが、これ1つで 70dB もゲインがあるすごいヤツ。30dBのAGCも付いてます。スピーカーの鳴るAMラジオを作るならこれとLM386やTA7368あたりのAFアンプさえあればOKです。ネットの製作記事も豊富です。

イメージ 1
台紙に付いているのがLMF501のセカンドソース品UTC7642、一番右に転がっているのが2SC1815。

LMF501はセカンドソース品も多く、 LA1050 (こっちが本家?)とか UTC7642 TA7642 などがピン番号が異なるだけで互換品として使えるようです。※ただしUTC7642はちょっとクセがあるようで、同調回路のQを下げてしまい分離が非常に悪くなるとか。バーアンテナの二次コイルから取り出すかタップダウンしてやればOKのようです。LMF501は入手困難になりつつありますが、LA1050とTA7642はaitendoで、UTC7642は秋月電子で購入可能です。


<予備実験>
LMF501のデータシートを見ると上限の周波数は 3MHz と記載されています。しかしネットの製作記事を見ると 20MHzくらいまではそこそこ実用的になる という情報も少なくない。そこでまずは短波帯でどのくらいの感度なのかを試してみます。

イメージ 2

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とりあえず最初は中波帯で動作確認。バーアンテナとポリバリコンを繋ぐとローカル局も遠距離局も賑やかに聞こえます。選択度は悪いですが、ここでは受信できることさえ確認できれば良いのでOK。LMF501の動作電圧は1.4Vなので赤色LEDをツェナーダイオード代わりに使ってます。1.8Vとちょっと高めですがまぁ大丈夫でしょう。

イメージ 4
データシートでは上のような回路になっているのでこちらも試してみました。同調回路の接続の仕方が異なります。選択度が向上するとのネット情報もありましたが軽く聴いただけでは良く分かりませんでした(^^;) 回路図描いてて思ったけどアンテナの接続位置はバーアンテナのタップとかコールド側の方が良かったのかも?

イメージ 5
続いてコイルをFCZ9MHzに、コンデンサは100pFのセラコンに交換して9MHz付近の感度確認。アンテナは屋根の上に放り投げたワイヤーです。相変わらず選択度は悪いですが、複数の海外局が入り乱れて聞こえます。他の受信機で確認したところ 受信範囲は7420~9650kHz でした。聴こえ方にも明確な差は感じられず、充分実用レベルの感度があることが確認できました。よしよしこれならいけそうだ(^^)


~つづく~




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