無線ブログ集
| メイン | 簡易ヘッドライン | 
 
 
        
     シズオカAR96/JR2GUI
    (2025/10/31 14:05:07)
 
        シズオカAR96/JR2GUI
    (2025/10/31 14:05:07)
   27MHz 受信機 AR-02の製作 Vol.02 クリスタルコンバータ
        (2016/10/28 19:32:29)
        27MHz 受信機 AR-02の製作 Vol.02 クリスタルコンバータ
        (2016/10/28 19:32:29)
    
  
         
LMF501で短波ラジオが完成したところで次はクリスタルコンバータを!となるわけですが、とその前に
局発とIFの周波数いくつにしようか?  
 
   ◆案1 :クリコン→455kHzセラミックフィルター
 
 
 ⇒28MHzのCWがイメージ混信するので却下。RJ-360とかICB-880とかコンディション上がるとプープー混信してくるアレです。
 
   ◆案2
:予備実験はしたもののLMF501のデータシート的には3MHzまでなので局発24MHz、IF3MHz 
 
 
 ⇒イメージ周波数はアマチュア50MHz帯。フィルターで除けるでしょうけど、局発24MHzとなると水晶発振の場合オーバートーンになりそう。あまり高い周波数にすると何かと大変なので却下。
 
   ◆案3
:aitendoで16.144MHzの水晶を発見!27.144MHzとMIXすればIFは11MHzか。イメージ周波数は43MHzなので問題なさそう。局発も基本波でいけそうだし、11MHzの水晶も格安で販売されているのでフィルターも安く作れる。 これに決定!  
 
 
周波数の構成が決まったところで早速コンバータの製作に取りかかります。以前にもダイレクトコンバージョン受信機などに使ったNE612というミキサーICを使います。このICは発振回路も内蔵されており、水晶やLCタンク回路を外付けするだけで局発が出来上がるという便利なもの。さらに入力レベルを適正にすると変換利得も14dBも得られるようです。
 
 
局発の発振も確認できたのでこんな感じに。水晶とGND間のトリマコンデンサは周波数の微調整用です。入力・出力はシングルエンドにしました。
 
 
アンテナアナライザを27.144MHzにセットし、これまた自作のステップアッテネータをかまして入力してみると11MHzの出力が得られました。※このときは周波数が不安定だったりしましたが、後にフィルターを通したらビシッと安定しました。局発のレベルが不適切なのか、残念ながら変換利得はなし。入力とほぼ同じくらいのレベルで出力しているのでとりあえずOKとします。
 
  ~つづく~ 
 
execution time :  0.033 sec 
	