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【Raspberry Pi】クラウドライク広帯域受信機 (2016/11/23 18:22:35)
先日、単体での動作を確認したRaspberry Piとワンセグチューナードングルを使ったSDR。
これを更に踏み込んで遊んでみました。
■ネットワークにぶら下げる
Raspberry Piの良い所は、ネットワークに接続出来る事。
その強味を活かして、ネットワークにぶら下げてみます。
やり方は簡単で、チューナーを接続したRaspberry
Piにアドレスを割り当て、別な場所で使っているPCのSDRソフトからアクセスすると言うもの。
いわゆる受信サーバーを構築し、リモートコントロールをする事です。
(ググってみると、エアバンドワッチで使われている方がいらっしゃいまして、参考にしました)
■ネットワーク経由でアクセス
元々PCにはSDR環境があった為、Raspberry Piにアドレスを振り、クライアント側PCでアドレスの設定をするだけ。
(今回はローカルネットワーク内で実験)
↑2Fに設置したRaspberry Pi→1FのPCにてFMラジオを受信中!
すぐに音が出始めました!(^^)!
■使い道は…
1番面白いと思う使い道は、CBのコンディションチェックかと思います。
消費電力が異様に少ないこのRaspberry Pi受信機は、常時オンでも電気代が気にならない範囲。
自宅にこれを設置し、移動先からこの受信サーバーにアクセスする事で、ロケーションの差に因る聞こえ方の違いが確認出来ます。
まっ、尤も自宅にHFのアンテナが無い私には、夢のお話ですが(爆)
注:私のドングルはギリCB帯が聞けなくも無いですが、基本的にローバンドを聞く時はHF Converterでシフトする必要があります。
■ネットワーク負荷はちょっと重いかも
ちょっと…と思うのは、ネットワーク負荷がかかる事。
今回サンプリングレートは2Mにしましたが、結構辛い。
考えてみると、I/Q信号はそれぞれ8bit、それが2Mのサンプリングとすると、必要帯域は32Mbpsです。
RTL2832のダウンサンプリング最小でも16M…
面白いですが、少なくとも私の3G環境下ではまともに聞けそうに無いわなぁ(+_+)
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