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そうきたか(O2センサー) (2016/11/25 22:13:29)
MILが稀に点いたり消えたり、しかもドアロックも連動して不可解な動きをし始めると言う心霊現象付き故障。
このまま放っておくのも嫌ですし、尤もO2センサーヒーターならば、活性化の時間が長くなるのも良くない(多分リーンに振れてHCが増えるかな)ので、疑わしきは罰する事に(=交換)。
■レア工具
O2やA/Fセンサーは数年に一度、外して目視確認、気が向けば波形確認を行うだけです。
その"彗星の様な頻度"の目視確認時に、センサーを外すソケットが、このSST。
実に稼働率の低い工具で、微妙に錆びてます(笑)
■古いセンサー
目視はこの通り、違和感無し。
異常なカーボン付着も無く先端も白いので、燃焼に問題はなさそうです。
で、肝心なヒーターは…
正常であれば、20℃で11-16Ω位の抵抗値を示すはずですが…
…?
…!そうきたか…
面白い事に測定開始直後は240kΩほど。
その後、テスターからの測定電流によってか、そこからみるみる抵抗値が上がって320kΩくらいまで上がっていきます。
どうやらオープン故障では無く、PTCヒーターの劣化モード(抵抗値上昇)の様です。
※但し、10数Ω→300kΩ迄上昇するのか?と言う疑問はありますが…。
■こりゃ無理だ
ECU側のヒーター駆動回路はローサイドで、普通に考えれば故障検知は断線と地絡、DriverICを使っていれば、後はせいぜい過電流保護検知のダイアグを出すくらいでしょうか。
でも、抵抗値上昇の故障モードだと、DriverICでは気づけないでしょうね…。
O2センサーヒーターの故障は、大概オープン故障だと思い込んでました。
今回は完全破壊寸前に気付けましたが、こんなレアケースもあるんですね。
初めて見ましたし、MILも抵抗値によっては点きません。
こんなの普通気付けないよ~(+_+)
ちなみに、セカンダリ(キャタ後のA/F)は問題無しでした。
■交換
これから、この壊れたセンサーを新しいのに換えて、ダイアグクリア、それからドアロック誤動作の様子を見る事にします。
↓良品は…だよね~
↑新品(DENSO製→NTK製へ変更)
燃費向上の副産物も期待しちゃたりして~(笑)
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