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特小 アンテナ上下と優位性フィールド検証-その2 (2016/12/26 21:26:19)
1日空いてしまいましたが、先日の続きです。
■実験2(高低差無し)
今回は「送受信共に地上高差無し」を想定しテストします。
今回は、極端に高さが稼げないために地面反射の影響が強く出ているハズです。
大地反射分も含め、相対比較します。
■実験2-条件
場所は、送受信共に鬼怒川堤防上。
今回も2点間は見通しでやります。
中間地点のフレネルは、堤防下で下がっている地形を利用しますが、それでも一部欠損します。
2点間は500m
その他測定系など基本条件は、実験1と同じです。
■実験2-結果 全て100timesAVE値で3回測定し、それを更に平均化処理。
※慎重にやったつもりですが、レイリーフェージングなのか、値はやたらパラパラと動いて苦労しました。
\犠鑛?(アンテナが上)
中継器3mH : -85.96dBm
・参考・
中継器2.5mH: -85.28dBm
中継器2.0mH: -89.39dBm
逆方向(アンテナが下)
中継器3mH : -78.91dBm
・参考・
中継器2.5mH: -80.38dBm
中継器2.0mH: -84.07dBm
・参考・
理論上計算値: -86.11dBm@3mH
大地反射損も含めて算出しました。
大地が均一平面ではないので、たまたまの一致と見なすべきかと考えます。
■実験2-結果まとめ
実験1に続き衝撃的でしたが、測定誤差を加味しても「下向きが良い」結果です。
■所感
ただ、やっぱり理論上結果が変です。
(自由空間上、僅かながら下向きは不利になる)
薄々は気づいていましたが、思う所が2点。
多分やっちまった…(テスト環境検討不足)
というわけで、まだ続きますm(_ _;)m
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