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feed 各級アマチュア無線従事者の免許取得方法 (2017/1/2 0:03:00)
当Blogに各級アマチュア無線技士 従事者免許の
取得に関してご来訪頂く方がいらっしゃるようです。
Webや各局さんのBlog等で既に詳細な説明が
有りますが、当方のBlogにも簡単ですが
アマチュア無線技士 従事者免許証の取得方法や
操作範囲の記事を書いておきます。

* 概要
アマチュア無線技士 従事者免許には
4種類の区別があり、運用できる周波数や電波型式、空中線電力に違いがあります。

* 各級の運用範囲/試験範囲/取得方法
・ 第四級アマチュア無線技士 (旧電話級) →入門レベル
アマチュア無線局の無線設備で空中線電力10W以下の無線設備で
21MHzから30MHzまで又は8MHz以下の周波数を使用するもの、

空中線電力20W以下の無線設備で30MHzを超える周波数の電波を使用するものの操作
(モールス符号による通信操作を除く。)

* 試験範囲
<無線工学>
無線設備の理論、構造及び機能の初歩
空中線系等の理論、構造及び機能の初歩
.無線設備及び空中線系の保守及び運用の初歩
<法規>
電波法及びこれに基づく命令の簡略な概要
* 取得方法
日本無線協会が実施する国家試験を受験し、合格する。
養成課程を修了し、修了試験に合格する。

* この級で出来る事/出来ない事
1.8/10/14/18MHz以外のアマチュア無線 各バンドでオンエア出来る。
30MHz以下の場合空中線電力は10Wまで、30MHz以上は20Wまで。
モールス符号による交信は出来ない。


・ 第三級アマチュア無線技士 (旧電信級) →中級レベル
アマチュア無線局の空中線電力50W以下の無線設備で
18MHz以上または8MHz以下の周波数の電波を使用するものの操作
* 試験範囲
<無線工学>
無線設備の理論、構造及び機能の初歩
空中線系等の理論、構造及び機能の初歩
無線設備及び空中線系等のための測定機器の理論、構造及び機能の初歩
無線設備及び空中線系並びに無線設備及び空中線系等のための測定機器の保守及び運用の初歩
<法規>
電波法及びこれに基づく命令の簡略な概要
通信憲章、通信条約及び無線通信規則の簡略な概要
* 取得方法
日本無線協会が実施する国家試験を受験し、合格する。
養成課程を修了し、修了試験に合格する。

* この級で出来る事/出来ない事
10/14MHz以外のアマチュア無線 各バンドでオンエア出来る。
空中線電力は50Wまで。
モールス符号による交信が可能。


・ 第二級アマチュア無線技士 →上級レベル
アマチュア無線局の空中線電力200W以下の無線設備の操作
* 試験範囲
<無線工学>
無線設備の理論、構造及び機能の基礎
空中線系等の理論、構造及び機能の基礎
無線設備及び空中線系等のための測定機器の理論、構造及び機能の基礎
無線設備及び空中線系並びに無線設備及び空中線系等のための測定機器の保守及び運用の基礎
<法規>
電波法及びこれに基づく命令の概要
通信憲章、通信条約及び無線通信規則の概要
* 取得方法
日本無線協会が実施する国家試験を受験し、合格する。
養成課程を修了し、修了試験に合格する。

* この級で出来る事/出来ない事
アマチュア無線に許可されたオールバンドでオンエア出来る。
空中線電力は200Wまで。(但し"移動しない局"のみ。"移動する局"は50Wまで。)
海外局との交信に適した10/14MHzへ出られる。


・ 第一級アマチュア無線技士 →最上級レベル
アマチュア無線局の無線設備の操作
* 試験範囲
<無線工学>
無線設備の理論、構造及び機能の概要
空中線系等の理論、構造及び機能の概要
無線設備及び空中線系等のための測定機器の理論、構造及び機能の概要
無線設備及び空中線系並びに無線設備及び空中線系等のための測定機器の保守及び運用の概要
<法規>
電波法及びこれに基づく命令の概要
通信憲章、通信条約及び無線通信規則の概要
* 取得方法
日本無線協会が実施する国家試験を受験し、合格する。

* この級で出来る事/出来ない事
アマチュア無線に許可されたオールバンドでオンエア出来る。
空中線電力は"実質"1000Wまで。(但し"移動しない局"のみ。また、200Wを
超える場合は、個別の落成検査を受けて合格する必要が有る。"移動する局"は50Wまで。)
最上級資格のため、アマチュア無線に関しては全ての操作が可能。

* 試験について
無線工学、法規共にマークシート方式。
第三級以上の法規問題には、モールス符号の理解度をチェックする設問が存在する。
国家試験は3,4級に限りイベント時に臨時試験が実施される事も有り、全国各地でも試験が行われる。
1,2級は4/8/12月期の年3回で、試験地は札幌市、仙台市、長野市、東京都、
金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、熊本市、那覇市の全国11都市のみ。
初級の四級からステップアップしなくとも、
勉強して自信が有るなら、いきなり一級を狙っても良い。

* その他
養成課程受講時は、受講条件を満たす事。
国家試験受験料金と養成課程受講料金を比較すると、断然 国家試験の方が安価。
各級の国家試験合格率(平成27年現在)
第四級… 約70%
第三級… 約80%
第二級… 約50%
第一級… 約40%

各級の保有者パーセンテージ(重複分有, 平成27年度現在, 四捨五入の為、完全な100.0%とは成らず。)
第四級… 約90%
第三級… 約6.8%
第二級… 約2.3%
第一級… 約1%


アマチュア無線従事者免許証のみでは、実際に電波を出すことは不可。
(但し、社団局への入会等で特例有り。)
別途、各地の総合通信局へ"開局申請"を行い"無線局免許状"を得る事。

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