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【DJデミオ】ブレーキ鳴き修理とフィーリング改善 (2017/1/6 18:53:59)
■近所迷惑なヤツ
去年暮れに出来なかったデミオディーゼルのブレーキ鳴きを修理しました。
このブレーキ鳴きが、またかなり煩く、朝イチに車庫から出る時に"けたたましく"キーと鳴ります。
ご近所にも申し訳ないので、鳴らない様にします。
■まずはクリーニングから
高圧洗浄機でマメに洗ってはいますが、アルハイと違いすぐにダストで汚れるデミオ、これをまずは綺麗にします。
■表面の確認
パッド自体は、特に問題ありません。
クリーニングも兼ねて、軽く面取りしておきます。
■ピストンを多めに戻す
SSTを使い、ピストンを多めに戻しておきます。
理由は、キャリパーを取り付ける際に塗布したグリスをスキージしない為です。
■で、本丸
ブレーキ鳴きをしない様にするのですが、まずは鳴き止めのシムを外します。
普通は、このシムにグリスを塗布したりして止めるのですが、今回はこれを外します。(理由は後に)
次に、ピストン側とその反対側、パッドが当たる場所に、ブレーキクワイエットを塗布します。
これは、乾燥するとある程度弾力性を持ちながらくっつくタイプのものです。
最後に、塗布したものをスキージしない様に注意しながら組み立てます。
後は、ブレーキを数回踏み密着、乾燥させます。
■シム外しの効果
今回、シムを外した理由は、鳴き止めよりも、フィーリングの改善にあります。
パッドの裏にシムがある事で、フカフカとしたフィーリングになってしまうのですが、これを外すだけで、メッシュホースほどではありませんが、カチッとしたフィーリングへ変わります。
施工後試運転で50km程走りましたが、フィーリングは改善、簡単にブレーキングでメーターパネルのコーチングLEDが青になります。
この貧乏ワザは、その昔ジムカーナやダートをやっていた頃からやっている「金のかからない裏ワザ」でして、これがまたなかなか良いのです。
この効果、作業を知らなかったウチの嫁さんでも普通に気づいて、喜んでくれた程です。
■ディーゼルゆえか?
話はブレーキ鳴きに戻ります。
この鳴きの症状、少々ググってみましたが、面白い事にこのブレーキ鳴きはディーゼル特有で、ガソリン車の方は鳴らない様です。
また、結構ディーラーへは持ち込まれている様ですが、研磨若しくは対策用グリスなる物があるらしく、それの塗布をされている様ですが、すぐに再発しているみたいです。
ガソリン車が鳴らずディーゼルが鳴くのは、ガソリンエンジンの様にエンジンブレーキが効かず、更に車重がある為に、ガソリン車よりも耐フェード性が高い(硬い)パッドの選定になっているのかもしれません。
ちなみに今回やった対策は、パッド自体をパッドよりもデカいもの(キャリパー)にくっつける事で、共振周波数を下げてやろうという目論見であり、鳴き難いパッドにしたわけでは無いので、もしかしたら再発するかもしれません。
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