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20170107 石垣島迎撃運用と「トランスホン」実験 (2017/1/8 1:21:34)
最初のポイントではノイズが出てきたので午後からは別のポイントで運用。しかしコンディションは上がらず石垣島からの飛来はありませんでした。
迎撃運用中、奈良県高市郡の「ナラSX65局」とつながりました。そして「ナラSX65局」に作り方を教えてもらい、送って頂いたパーツで作った「トランスホン(by
ナラSX65局)」なるものの実験。ICB-770とSR-01を使った実験は初めてです。実験は石垣島迎撃各局の邪魔にならないよう配慮して8ch以外のチャンネルで行いました。
写真の小さな箱が「トランスホン」、ヘッドホンやイヤホンをリグに繋いだ時の悪影響を「キャンセル」するための箱で主要部品は絶縁トランスです。内容の詳細はまたあらためて紹介いたします。
ICB-770はヘッドホンを繋ぐと同調が狂ってなのか?飛びが悪くなることがよく知られています。そしてSR-01はチョークコイルでその対策がされているとの噂です。
まず、ICB-770で何もつないでいない状態でのレポート交換は52/52、ヘッドホンだけを繋ぐと52/51とあきらかに飛びが悪くなります。受信には目立った変化はありませんでした。そしてトランスホンを介してヘッドホンを繋ぐと52/52と何も繋いでいない状態と同じレポートになりました。しかも何も繋いでいない状態より変調が良くなったというレポートです。送信したままの状態でトランスホンを介してヘッドホンを抜いたり挿したりすると明らかに変調の吸い込みが良くなって了解度が上がるとのレポートでした。ヘッドホンをつながずトランスホン単体を挿しただけでも変調の吸い込みが良くなるというレポートでした。
次にSR-01で試行(ヘッドホンのプラグが3.5mmでしたので外部スピーカー端子を使用しました)すると、何もつないでいない状態でのレポート交換は54/52、ヘッドホンだけを繋ぐと54/52と変化なし、やはりちゃんと対策されているようです。そしてトランスホンを介してヘッドホンを繋ぐと54/52と何も繋いでいない状態とほぼ同じレポートらしいのですが、52と1/4ほど若干Sが上がり変調の吸い込みが良くなって了解度が上がるとのレポートでした。
当初、悪影響を無くす目的の絶縁トランスでしたが、飛びに関して良い影響が出てしまいました。「ナラSX65局」自身もなぜこんなことが起きるのか謎とのことでした。今後もトランスホンの実験を続けていきたいと思います。
ヘッドホンのコードは元々は3mでしたが、電波法に抵触しないよう総延長で2m以下になるようにカットして短くしてあります。
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