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feed あおばの軌道追跡 (2017/1/18 18:18:38)
昨日書き込みした九州工業大学での小型衛星プロジェクト
今後やることが多くなりそうなので、新しく書庫を作成しましたw
 
”あおば”のダウンリンク電波受信に際し、
まずは衛星がどこにいつごろ現れるかを知る必要があります。
昔、NASAの気象衛星NOAAを追跡受信していたころを思い出し
そのころ使用していた追跡ソフトがダウンロードできないか探していたところ、ありました!!
 
Calsat32
管理人であるJR1HUO様のHPよりダウンロードさせていただきました。
 
Calsat32自体の使用方法は、JR1HUO様のHPにて確認ください。
 
本プログラムを使用して”あおば”の軌道追跡を行うための設定のみ以下に列記します。
尚、自分はWindowsユーザーのため、それを前提に書きます。(APPLEユーザーの方はごめんなさい)
写真編集ソフトがインストールされてなく、スマホでの写真になってしまいました。
モアレみたいな縞々が見えてます。すいません。
 
(1)あおばの軌道データを取得する。
    人工衛星の位置を数値データとして表したTLE(2行軌道要素形式パラメータ)を取得し
    軌道計算プログラムに読み込ませる必要があります。
    九州工大の下記サイトで適宜TLEが更新されています。
    この一見意味不明な文字列をプログラムが解析し、衛星の軌道を割り出します。
 
(2)Calsat32に読み込ませるためのTLEデータを編集する
    パソコン上でCalsat32を解凍したフォルダを探し、”ELEM.txt"というファイルを探し    て開きます。
イメージ 1
    開けないときは、Windows付属のメモ帳ソフトを起動し、ELEMファイルを張り付けると見れ    ると思います。
    開くと意味不明な文字がずらっと並んでいますので、ファイルの下端までスクロールしてくださ     い。
    再下端に先ほど見つけた九州工大サイトのTLE最新文字列をコピーして、ELEMファイルの最    下端にペースト(貼り付け)てください。(赤字が張り付けたままの状態です)
 
BY70-1
1 41909U 16083C   17012.71900058  .00239994  24078-5  43067-3 0  9997
2 41909  97.5831  91.5401 0189584 307.5675  50.8171 15.76668073  2436
0 av3
1 41934U 98067KW  17017.95504635  .00022724  00000-0  34123-3 0  9997
2 41934  51.6403  67.2351 0009549  78.9681 281.2141 15.54747425   229
 
     この状態から最初の”0”と空白を削除してav3の文字が左端にくるようにします。
 
av3
1 41934U 98067KW 17017.95504635 .00022724 00000-0 34123-3 0 9997
2 41934 51.6403 67.2351 0009549 78.9681 281.2141 15.54747425 229
 
     この状態で上書き保存します。
    これで”あおば”の軌道計算元データができました。
 
 (3)TLEデータをCalsat32に読み込ませる
    Calsat32を起動します。
    起動すると世界地図らしき画面が表示されますので、上部メニューの”ファイル”→”衛星グループの    設定と変更”をクリック。
    左にたくさんの衛星名が表示されていると思いますので、スライドさせて最下端に”av3”が表示    されていることを確認してください。
    次に編集対象グループを上下矢印を使って選んでください。
    基本どのグループでも良いです。
    他衛星もみたいのなら別ですが、今回は”あおば”だけですから既存の衛星はどうでもいいですw
    グループを 決めたら、そのグループに表示されている要らない衛星名をクリックしてリストから削    除(左矢印ボタン)して空きスペースを一つ作ります。
    次に空いたスペースに左端の衛星名からav3をクリックして、リストに追加(右矢印ボタン)し    av3が編集グループに追加されたことを確認します。
    最後に保存ボタンを押し忘れないようにw
イメージ 2
 
 (4)av3の軌道登録を確認する
    av3の軌道データがすべて登録されると、calsat32画面の上端6つのボタンのどこか     に”av3”のボタンができていると思います。
    ボタンの色と地図上の丸点色がその衛星の位置を表示しています。
    時間と共に丸点が少しずつ動いているのが確認できると思います。
    衛星が地球上を周回している実感を持てる瞬間ですね。
 
イメージ 3
 
(5)いつ、どこに現れるのか??
    Calsat32画面の下端に数字が並んでいると思います。
    横1行が日本に最接近する1回を意味しています。
    左から日付、見え始め(AOS)、最接近時(MAX)、見え終わり(LOS)の順で
    また各タイミングは更に日本時間(JST)や見える角度などを数字で表しています。
    そのほか、天空図に衛星の現れる方位や見える軌道などを表示するモードもあったりと
    見ているだけで楽しいソフトです。
    あと、ご自分の住まわれるいる場所の緯度、経度ももれなく設定してくださいね。
    地球規模ですからあまり影響はありませんが、見える方角や通過角度が微妙に変わるみたいです。
 
 以上が私が衛星追跡ソフトとして使用しているCalsat32の設定方法です。
 TLEデータの自動更新なんかができるみたいですが、ソフト自体思いだし設定で確認しているので
 また有益な機能や手順が見つかったら随時アップします。(現状はめんどくさいですが都度コピペするし かないですかねw)
 実際に使われた上で、新しい運用方法が見つかったらこのブログコメントにて教えてください。
 
 まずは”あおば”の電波をキャッチしてから次の変換ソフトを使ったレポートへと
 進みたいと思います。
 
 (はあー手が疲れたw)     
 

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