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feed 化学実験とガラス細工 (2017/2/22 0:01:00)
久しぶりの"化学"ネタです。

有機化学で、各種合成を行う際は当然ガラス器具を用いて実験を行うことが多いです。
フラスコ、冷却管、カラムクロマトグラフィーや各種アダプタ等挙げればキリがないほどです。
今の時代は当てはまらないと思いますが、当方が学生時代は
ガラス器具で"無いもの(高くて買えない物)はガスバーナを使って自作する"事をよくやっていました。
例えば、首が一つのナスフラスコにもう一つ首をつけ、不活性ガス雰囲気化で
実験できるようにしたり、合成物を真空乾燥させるのに必須の真空トラップを自作していました。

化学におけるガラス細工は、簡単そうに見えてかなり習熟が必要な作業で
当方初めの頃は殆ど上手く行かなかったので所属研究室の
指導教員に教えを請い半年程練習して、何とか使える代物が出来上がったのを覚えています。
(無論ガラス細工用ガスバーナを用いるので、火傷を何回したか覚えていません。)
その方は講義や学会等で忙しい中、親身に惜しげもなくガラス細工の
テクニックを教えて頂き上手くいかない場合のコツを伝授してもらいました。
だんだん慣れてくると、自分が使う器具だけではなく同じ研究室仲間
他研究室からも依頼が有ったら作るようになって腕を磨くには良い環境でした。

何事にも言えることだと思いますが、自作したものは愛着が湧きますし自信にも繋がります。
そんな昔話を交えての雑記でした。
(私が所属した研究室はまだ健在ですので、もしかしたら作ったのが残っているかも…。)
話は逸れますが、今になっても例えばアマチュア無線では自作が好きですね。

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