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feed アーノンクール最後のレコーディング ベートーヴェン "ミサ・ソレムニス" (2017/3/16 0:01:00)
20世紀から21世紀にかけての巨匠・古楽演奏家であった
"ニコラウス・アーノンクール"(1926~2016)が天国へ旅立ち既に1年経ってしまいました。
最近は専ら彼の遺した最後のレコーディングである
ベートーヴェン作曲"ミサ・ソレムニス"のライヴ盤を聴き込んでいます。

イメージ 1

・ ウィーン・コンツェルトゥス・ムジクス演奏
・ アルノルト・シェーンベルク合唱団
・ ローラ・エイキン (Sop.)
・ ベルナルタ・フィンク (Alt.)
・ ヨハネス・クーム (Ten.)
・ ルーベン・ドローレ (Bas.)

2015年7月3~5日, Stephanienssal, Graz, Austriaでのライヴ・デジタル録音
A = 430Hzでのチューニング
Österreichischer Rundfunk (ORF, オーストリア放送協会)協力 / SONY, BSCD2レーベル
(話は逸れますが昔々、ORFが世界規模で短波放送をしていた頃が懐かしいですね。
"美しき青きドナウ"のインターバルシグナルに乗せて
"Radio Österreich International"と独語を始め
英語、仏語でのアナウンスが今でも耳に残っています。)

2015年の12月には体力の限界を理由に、活動停止を宣言した事から
本盤は本当に彼の集大成と言える演奏が聴けます。
無理のないテンポ設定、自然な呼吸、あくまでも
ベートーヴェンが記述した譜面を遍くオーケストラ、合唱団、ソリストを
率いて聴き手に伝える、全く違和感の無い所が素晴らしい。
ブックレットにはゲネプロの様子や、彼へのインタビューが記載されており
65年に及ぶ音楽家としての想いを垣間見ることが出来ます。

円熟期から晩年は、"いぶし銀"の様に精神的な深化を遂げた
彼が遺したこの一枚だけでも、クラシック音楽史に遺ると当方は考えています。

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