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feed 弾速計の製作 (2017/3/27 20:52:34)
電動ガン超素人オヤジが、息子の為にチャレンジするお話です。


イメージ 1




■規律の重い世界?
息子の中で超盛り上がっている電動ガン。
私の知らない世界なので、見ている内に少しずつ興味が湧いている中、先日、この世界について非常に詳しい方のお話を色々と伺う事が出来ました。
(お互い山頂まで登って、何喋ってんだか…(笑))

お話を聞いて感じたのは、法規制はもちろん、いわゆるマナーやモラルが非常に重んじられているという事。
更には、新参者に対してのOJT的文化や、規制値内に入る様に測定しながらチューニングするなど、かなりカチカチな印象。

失礼ながら、河川敷でプラスチックBB弾をババババーっ、「やるならハイパワー化だぜ!」、的なのかと思ってましたし、そうやるものかと思ってました。
お話を聞いて、完全な偏見/勝手な思い込みに反省です。

これは、面白い世界かも。


■入門道具?、弾速計。
さて、つい先日、春休みに入った息子がまたイジり始めていました。
戴いたモーターへ換装後、安定度が上がった?らしく、他にも色々とやりたくなっているようです。

そこで一発、先日のお話で覚えたての「弾速計」と言うキーワードを使い、「弾速確認しなくていいの?」と聞いてみたところ、「友達と合同出資で買うつもり」との事。

どうやら、それなりの値段はする様です。
「弾の速度を測りゃ良いんだろ?簡単に作れるだろうから、そんな金有るならちゃんとしたメガネでも買いなさい」
(私の安全メガネが、これ以上キズだらけになるのも嫌だし…)
と、言っちゃってみました。


■作ってみる
そんな訳で、実際に突貫で作ってみます。
話を聞くと、
・弾速度(m/s)
・エネルギー(J)
が分かれば良いとの事。
弾は6mmの0.2gしか使わないらしい。
それならシンプルです。

PICでいけますが、在庫が8pinとdsPICしか無かったので、オーバースペックですがATmegaを使用。
測定値は(明るい所でしか使わないらしいので)バックライト無しのLCDに表示させます。

原理は、フォトトランジスタを使い通過を検出。
通過の区間速度を、割込が入った時からの経過時間から速度とエネルギーを算出する単純な作りです。
回路もソフトも簡単です。
arduinoなので倍精度が使えませんが、弾速度も遅いので十分かと思います。

計測センサ部分は、アマチュア無線のアンテナで使っている塩ビ管をおすそ分け、そこに赤外線LEDと赤外線フォトトランジスタを埋め込みました。

全て有り合わせ部品ですが、製作費はざっと1000円。(もかかってないかも)
内部発振にすれば、更にちょっとコストダウン出来ます。

最後のケースは、セルフで(笑)
タッパーで十分でしょう。


■こんな感じ


電源オンでお約束のオープニング(笑)の後、割込待ち。
イメージ 2



発射で、速度(m/s)とエネルギー(mJ)を算出します。
イメージ 3



mJなのは、arduinoは単純にfloatを表示させると小数点以下2ケタ表示になってしまうのに対し、法定値が0.98Jと低い為です。
(string textを使う手もあると思います)
イメージ 4


■とりあえず動いたけど・・。
息子曰く、「もうちょっと初速出てると思ってたんだけど・・」と。
(私にとっちゃ、バカっ速なんですけど・・)
んー、もしかして算数間違ったか・・・?
確かに、ハード/ソフト込で数時間ほどの突貫製作でしたので、やっちまってないとも言い切れない・・。
後日、フォトトラのエッジをオシロで確認するところから始めてみますか・・orz。


■まとめ
僕らの車や無線、電子工作もそうですが、「キチンと測定する」事が大事です。
また、この手の「自作測定器」の場合は較正が命です。
どうにかしてカッチリ合わせることで初めて「正しい測定結果」が得られる事になります。

正しく合った測定器を使って決められた事をきちっと守り、楽しく遊ぶ、大事な事ですね。

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