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ACアダプタの電圧変更 (2014/6/15 14:09:07)
週末会社のPCを持ち帰って仕事の続きをすることが多いのですが、少しでも荷物を減らすためACアダプタがもう1個欲しくなりました。純正品は高いのでちょっと手を出す気になれませんが、10V/4Aの定格は市販品がなさそうです。であれば近い定格の市販品を改造するしかありません。
という訳で、12V/5AのATS065-P120を秋月電子で購入しました。(1,700円)
丸いゴム足2個を剥がすとビスの頭が見えますので、これを外します。
すると外側のプラスティックケースが外れます。次に基盤と放熱板を止めているビス2本と、クリップ3個を取り外すと基盤が出て来ます。
改造はこの裏側のパターン面になります。
431Cのシャント抵抗であるR37の交換で±20%位は電圧を変化できるようです。この写真はデジカメにルーペを重ねて撮影しましたので、実際の大きさはかなり小さいです。
オリジナルは2.37KΩですが、計算上はこれを3KΩにすれば出力が約10Vになるはず。手持ちに3KΩがなかったため、3.3KΩと47KΩを並列にした実測値がピタリ3KΩでした(1/16W)。オリジナルのチップ抵抗も両面テープで基盤に張り付けておきました。(元に戻すこともないと思いますが....)
ケーブル&コネクタをPCに合うものに変更し、放熱板・ケースを元に戻して完了です。無負荷で10.16Vで、少し負荷をかけてみると10V~9.7V位で、PCの充電器としては十分ではないかと思います。
ちなみにR37を2KΩにすると13.8Vとなりますので、モービル機の電源にすることも出来ると思います。
最後にお決まりではありますが、もし同じような改造をされる方はくれぐれも自己責任でおねがいします。
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