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feed リモートの完成形は RRC-1258mkIIにあり! (2017/3/17 15:35:10)
 初めてこちらをご覧になった方が大半かと思いますので、過去に散々話してきたことの重複となりますがご容赦下さい。

 昨日のリモート運用の形態には記載していなかった、私が行っているメインのリモート運用方法の紹介です。

 かなり前にCQ誌でも掲載があったようですが、 RRC-1258mkII という機材を使ったリモート運用が私としては最終系の運用方法かと思います。

 このブログ自体、当初は特小RPTの実験用で、フリーライセンスラジオ全般の話になり、気付いたらアマチュアの事にも言及し始めたものですから、本当にまとまりが無いんですけども、 アマチュア無線(リモート運用) の中に使用感等は掲載しておりますので、見てみてください。

 ともかく初めての方へ、そのRRC-1258mkIIとは何だ?というお話しをしたく。

 先日まで紹介させて頂きました、PCやスマホを「操作」とするリモート運用とは異なり、「操作」も実機を用いた運用が出来る点がとにかく他とは異なります。

 PC等のコントロール時は、CATやCI-Vを用いた形となりますが、RRC-1258mkIIの場合は、リグ本体と操作パネルがセパレート出来る機体の場合は通常

 「リグ本体」⇔「セパレートケーブル」⇔「操作パネル」

 と言う形になるのは言うまでもないのですが

 「リグ本体」⇔「セパレートケーブル」⇔「RRC1258mkII(RADIO)」⇔「インターネット回線」⇔「RRC-1258mkII(Control)」⇔「操作パネル」

 という接続方法になります。リグによっては、セパレートケーブル+マイクケーブル+スピーカーケーブルとなります。

 通常、RRC-1258mkIIは2台セットで使う事になり、インターネット回線を介する為のコンバータとして使います。
 このRRC-1258mkII自体も小型なので、設置箇所に困るようなこともありません。
 よって、私は自宅と車両内の2箇所で常時リモート運用が可能になっております。


 ともかく、このRRC-1258mkIIは実機そのままをコントロールするわけですから、当然フルコントロールが可能です。
 説明書に記載されている通りに、設定変更が可能となります。
 ただし、私が知りうる中ではマイクの操作が一部出来ない等は発生しております。

 KENWOOD(TS-480,TM-D700)では、PTTとマイクのみ生きる感じで、UP,DOWNその他の機能は死にます。また、自分で改造でもしない限りコンデンサマイクは使用できません。給電されないようなんですよねぇ~
 この場合、ダイナミックマイクを接続するか外部から給電出来るようにいじるか等の措置が必要です。アドニス等のマイクでも電源を外部供給すれば使用は可能です。

 ICOM(IC-706mkII,IC-7100)では、コンデンサマイクもUP,DOWNも可能ではありますが、IC-7100付属のリモートマイクは使用できません。送受信も何も出来ません。諦めましょう(笑)

 しかし制約はこんなもんです。
 変調に関しても、SKYPE等を用いるタイプに比べてかなり直接運用時と変わりは有りません。
 何せ使用するマイク自体も、無線機用マイクをそのまま利用するわけですから、それなりの変調になりますし、音声コーデックも遅延が他に比べ最も少なく綺麗ですから基本的に「リモート運用」である事は気付かれない程です。

 通常のPCを用いたリモート運用でも、それなりにやっとけば問題はないのですが、どうしても「硬め」の変調であったり、「ケロケロ」しちゃったりすることはあります。
 硬め変調の原因は、使用するマイクと音声コーデックが要因となります。
 ケロケロの原因は、主に通信速度が要因となるのですが、PCの能力によっても発生するようです。
 
 しかし、RRC-1258mkIIで通信速度の問題でケロケロになった事はありますが、ハナから「リモートですかね?ちょっと変調が硬めです」なんて言われたことは一切ありません。
 特に変調にうるさい(笑)3.5MHzや14MHzのOM各局から、これと言った指摘はされたことはありません。
 まぁ「実はリモートなんですよね~」なんて言うと
 「あぁどうりでちょっと、ほんのちょっとですけど変調が硬めだと思いました」

 なんて「私は全てわかってますけどね~」感を出されることは稀にありますが、まず相手に不快な思いをさせる事が無い程度の変調を出す事が出来ます。




 色々と語ってきましたが、リモート運用をやってきて思う事は、PCからの運用って実は何か面倒に感じてしまう事が多いんです。
 実際何も面倒ではないですし、初めて操作して相手の変調がものすごくクリアに聞こえて、こちらも普段通信出来ないような相手と通信出来た時の嬉しさは、コールサインを得て初めて交信した時に近い程の喜びを得ることが出来ます。
 しかし、最初からこのスタイルならばアレですが、いいだけ実機を20年余りいじくってきて、いきなりPCで運用すると最初は面白がってやるもんですけど、徐々に操作自体に不満が発生するんです。
 やっぱり「無線機をいじってなんぼ」という気持ちになるんですわな。
 それをカバーしてくれるのは、断トツRRC-1258mkIIかと思います。
 
 まぁ大型の固定器ばかり使っている方等は、TS480やらIC-7100等には興味を示すことは出来ないかも知れません。
 私自身もFTDX9000を自宅に置いてからは、その気持ちが痛い程わかります。
 全然違いますもんね^^;
 むしろ、TS-930とかの方が好きな私としては益々そう思えるんですけども、パソコンを用いて運用するのと比べると、遥かによろしいんですよ。

 また、別売のアプリを用いる事でインタフェースはしょぼいのですが、Androidで操作が出来る機種もあります。
 スマホ主体で使いたい方はお勧めできませんがね(RRS-Piの方がよっぽど良い)

 導入の切っ掛けは、元々IC-706mkIIがあって、これにはRRC-1258mkIIが一番いいよ、的な海外サイトの紹介を見て導入したんです。
 思いのほか使いやすくて、当時はTS-570をHRDでリモートしておりましたが、はっきりいって、使い勝手が雲泥の差でTS-570の出番なんぞ無くなっちゃいましたよ(笑)
 あんまりにも良すぎて、IC-7100とTS-480をリモート用に導入したくらいですからねぇ。

 それなりに自宅でも国内は飛ぶ環境で、上記の通りリグはFTDX9000でマイクもM-1を使っており、満足は出来る環境であるのに関わらず、主はTS-480/IC-7100のリモート運用なんです。それだけちゃんと使えるって事ですよ、あくまで私個人の感想ですがね。

 もし、導入に至って質問等がありましたら、遠慮なく聞いて頂ければと思います。

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