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link こちらはサッポロ-RX178 無銭実験局運用中 こちらはサッポロ-RX178 無銭実験局運用中 (2019/12/16 10:37:15)

feed パソコン・スマホで無線運用をする (2017/3/16 12:51:39)
  前回 、ざっくりとリモート運用ってこんな感じなお話しをさせて頂きました。
 メリットばかり記載しましたが、概ねこんなもんって事は理解して頂けたかと思います。

 さて、基本基本と何度も言いました「パソコン」を用いたリモート運用についてお話ししたく思います。

 もちろん様々な方法があり、どう説明したらよいものかと思うわけですが、やった事が無い物を説明するもの忍びないので、やったことがあるものだけお話しを。

① HamRadioDeluxe(以下HRD)
 リモート運用をしたことが無い方でも、リグのPCコントロール用で使用されたことがある方が多々いらっしゃるかと思います。
  現在の公式最新版 は有料でライセンス料は$99.95です。相場が変動しますのでアレですが、今現在(2017/3/16)ですと1$=\113.31ですから\11,325となります。
 最新版でどれだけの機能が実装されたかわかりませんけれど、基本的にアップデートで対応機種が増える程度の実感しかありません。
 また、Ver5までのフリーバージョンでは、リグコントロールは出来ましたがHRDではAF(音声)は放置プレイでした。
 Ver6以降の有料バージョンではAFもリモート先へ通信できるようになっているようです。
 逆にVer5以下ではAFの通信に、一般的にはSKYPE等を用いる必要があります。
 
 有志によりフリーバージョンのアーカイブを一時期公開されていたようですが、現在同サイト内からリンクは消えております。
 フリーソフトですので、無改造での配布は問題ないかと思いますが、いたずらに常に公開するのもアレですので、入用の方はメールでも下さい。

 私以上に細かく説明や導入方法を紹介していらっしゃる方が多々いらっしゃいますから、こちらで特に特記する事は無いのですが(googleあたりで検索すると沢山出てきます)、雑感的に思う事は

・基本はPC to PCのコントロールなので、出先で気軽に使うという感じではない。
・送信側のインターネット環境でポート開放が出来ない場合は運用が厳しい(不可ではない)
・新しい他のリモートソフトに比べると、全体的に劣る部分があるが動作は軽快。

 と思われます。

②純正リモートソフト

 icomからは、 RS-BA1 という比較的新しいリグ向けのPCコントロールソフトが発売されております。これを用いてリモート運用する事も可能です。
 その中でも新しいリグは、USB経由でリグとPCを接続するだけでリグコントロールとAFをリモート出来るようになりますので、非常に楽です。
 こちらは有料で\8,500-となります。
 有料なりの扱いやすさで、当然フルコントロールが可能です。D-STAR対応機種ではデジタル通信時の相手のコールサインもきちんと表示され、まさにリモート運用をするのには最適化されている感じがします。

 ①も同様ですが、操作側にはwindowsPCが必須ですし、内蔵されているPCもありますがマイクとスピーカー(ヘッドセット等)がある事が望ましいです。
 HRDよりも扱いやすさは上ですが、当然icom機専用です。

③HamStar RRS-pi

 icom機以外であれば、こちらが最も導入しやすく広く使える物ではないかと思います。
 RRS-Pi以前より専用の「箱」と「リグ」を接続し、インターネットやLAN経由でリグコントロールをするものとして発売はされておりました。
 「箱」とはLinuxベースの小型PCで、windowsPCに比べて安定性や小型機の為に消費電力もかなり低く抑えられているであろう代物です。
 
 また、リグコントロールをする際に他は専用ソフトを用いているのに対して、インターネットブラウザを利用する画期的な方法な為に、その気になればインターネットにつながっているPCならば、どのPCでもリモートコントロールが可能という点も評価できるポイントです。
 私的にはメインPCがmacですから、それだけで評価が跳ね上がります。他はwindows専用ですからね、、、

 以前のタイプは専用の箱だったわけでして、価格も覚えておりませんが7~10万くらいした記憶がありますが、現状の「RRS-Pi」はソフトウェアのライセンス料が¥9,800とHRDのライセンス料とあまり違いはありません。
 箱に代わるものは、「 Raspberry Pi2 model B 」(又は Pi3 model B )を自身で購入する必要がありますが、いずれにしろ5千円前後で購入が可能です。
 これらは大きさがタバコの箱程度で、windowsPCの様よりも遥かに消費電力も抑えられ、安定動作のLinuxですからリモート送信所にはうってつけとなります。

 PCで操作する際に、HRDフリー版の様に別にAF用ソフトも必要無く手軽感があります。
 また別途サードパーティー等必要とせず、Android,iOSでも動作させることも出来ますので、いつでも気になった時に運用が出来ます。
 基本的にPC以外ではAFの設定が若干ありますが、一度やってしまえばいいだけの話ですし、何故か私のXperia Z4 TabletではPCと同様にブラウザ上でAFの送受信が可能です。

 わざわざPCを出さなくて良い、というのは本当に使ってみるとわかりますが楽過ぎるのです。

 なお、 対応する無線機 は公式に掲載されておりますのでしっかり確認が必要かと思いますが、icom機が使用出来ません。
 HRD同様、CATコントロールとCI-Vコントロールの差があるようですね。
 またFT-991のC4FMに関してですが、変調はもちろん問題ないんですけどコールサインの表示は操作側には出来ません。
 コールサインの表示に関する点が、CATコントロールの範疇外との事で今後のリグで外部にコールサインを表示させることが出来るようにとか、WIRES-Xのコントロールが出来るように、と検討はされているようです。
 アップデートでやれよ、と言いたいところでありますが(笑)

 もちろんFT-991Aのウォーターフォールも飛ばせません。
 その代わりではないですが、Raspberry Piにはカメラが接続出来るのですが、運用中にカメラの映像をブラウザ上に表示させることもできますので、見る事だけは可能っちゃ可能ですがねぇ(笑)


 本当に主観ですが、リモート運用に手を出してから色々とやってみたのですが、上記3つの中では断然③のRRS-Piが本当にお勧めです。
 私は主運用時は別の方法のリモート運用を行っておりますが、かなりの度合いでRRS-Piをタブレットを用いて行っております。

 まだまだ基本編ですので。

 また、以前より リモートに関する下らんブログ はありますので、参考にしてみてください。


 

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