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feed ヨッフム指揮 オルフ作曲"カルミナ・ブラーナ"決定的名盤の紹介 (2017/4/11 19:00:00)
20世紀に活躍したドイツの作曲家カール・オルフ(1895~1982)が
遺した作品で"カルミナ・ブラーナ"程有名な曲は無いでしょう。
冒頭の"Fortuna Imperatrix Mundi"(運の女神、全世界の支配者なる)は
TVドラマ"相棒"中で用いられたりと誰もが聴いた事が有るはずです。

数あるレコーディング中から、当方が決定盤と推す一枚を紹介します。

イメージ 1

指揮: オイゲン・ヨッフム (1902~1987)
演奏: ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団/合唱団
シェーネベルク少年合唱団
ソプラノ: グンドゥラ・ヤノヴィッツ
テノール: ゲルハルト・シュトルツェ
バリトン: ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ
1967年10月, Berlin, Ufa-Studioでのスタジオ・セッションアナログレコーディング
LP初出: 1968年
ドイツ・グラモフォンレーベル

この曲はどうしても"血湧き肉躍る"熱情感や野生感が求められます。
指揮者ヨッフムはどちらかと言うと、ブルックナーに代表されるような
"静的"音楽が得意に感じられますが、このレコーディングは全く別物で
燃えに燃え盛る、松明を思わせる指揮捌きでこの難曲を演奏しきっています。
ドイツ的或いはゲルマン的と呼べる野性的、重厚感も素晴らしく、
何度聴いても新しい発見の有る貴重なレコーディングです。
ソリストも素晴らしく、バリトンの伝説的人物ディースカウが
出演しているだけでもこの盤を聴かない理由は無いでしょう。
音質も全く問題無く、むしろアナログ全盛期を思い起こさせるリマスタリングです。

次点はリッカルド・ムーティ指揮、フィルハーモニア管弦楽団・合唱団ですね。
こちらはラテン系の明るい開放感ながら、知的なテンポが感じられる
奇跡のレコーディングです。この作品が好きな方、興味の有る方は
是非両盤とも持ち合わせて聴き比べてみて下さい。

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