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feed 本機で作る、「FETSW」 その2 (2017/4/25 20:43:07)
~その1より続き~

■回路の工夫ポイント
部品点数が少ない回路なので、大した事は無いですが、
・モーター始動時の電圧低下でもゲート電圧が保持出来るゲート保持回路
・Id=200A(Si-limで350A)、Ron=2mΩ以下の大型DCモーター用FETを使用。
→Idはオーバースペックにして、十二分にディレーティングをかけます。
また、パラレル駆動はバランス抵抗が必要なので、シングルにこだわりました。
・トリガスイッチは手で触るので、ESD保護としてゲート抵抗は入れておきました。


■で、実際に作ってみた
回路自体は簡単なので、すぐに出来ました。
意識した所と言えば、大電流系をモーター近くにまとめたくらいです。
イメージ 1



■テスト
一番心配なのは一にも二にもFET温度。
組込む前に、全負荷連続運転をしてみます。
タペットプレートがもつか心配でしたが、とりあえず2分間の連射駆動を実施。
その時のFETケース温度上昇は…
1℃、超低発熱。(↓Tc21℃→22℃)
イメージ 2


20℃未満upを想定してましたが、ちょっとやり過ぎました。
ヒートシンク無しでも良さそうです。


■ついでにヘッド交換
今回のバラシで、私が気になっていたピストンヘッドの交換もしました。
純正のヘッドは、エアが漏れない様にノズルの先を塞ぎ、手で摺動すると、「気持ち良く」動きます。
そう、びっくりする程エア漏れをするのです。
確かに、ヘッドを見るとOリングに対しての寸法公差がユルユルで、この部分のエア漏れが尋常では無い様です。
なので、ちゃんとしてそうなモノに交換してみました。

今回のは、アルミ製8ホール。
なんと、ヘッドが回るベアリング構造にまでなってました。
イメージ 3


これの効果は凄まじく、引きのポンピングロスは無く、圧縮時のエア漏れはほぼ皆無。
いや、感動です。
恐らく、チューニングコストパフォーマンスは最強かと。


■FET化の効果のほどは…?
さて今回は、シリンダ加工や、Oリング交換、シリンダヘッド交換、シリンダシーリング、スプリング交換、KI529スペシャル配合オイル(笑)…
と、一度にやり過ぎて、どれがどれだけの効果を生んでいるのか分からないじゃないか・・orz

とりあえず、蘇った弾速計で確認

・初速
 カスタム前:65m/s
 カスタム後:86m/s
 ※初速がバラバラだったのが、安定する様になってました。

・サイクル
 カスタム前:11-12RPS
 カスタム後:14-15RPS

・その他
息子曰く、
トリガー引いた瞬間「ミ"ッ」と鳴って発射され無い事が無くなり、立上りが良くなった。
音がすっかり変わった
と。


長くなりましたが、これで完成。
コストも400円くらい(全て在庫品)と達成です。

息子は満足してますが、私自身は、モーターのモデリングがやってみたかっただけなので、完璧なフィッティングが出来きず、不完全燃焼気味なのでした…。


(モーターモデリングの参考文献)
トランジスタ技術2015年5月号

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