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feed 特小RPT - DCR ゲートウェイの概要及びイメージについて (2017/5/1 17:52:37)
 とりあえず、実施自体は楽しみにしていてくれる局がそれなりに多いゲートウェイ構想ですので、実験レベルで豊平の高所に特小RPTとDCRゲートウェイ機を5/3の一斉OADまでに設置致します。

 ただ、懸念事項が多すぎるので実験後は常設及び一般公開をするか否かはお待ちください。

 実験にご協力頂ける方は、必ず目を通しておいてご理解をしてから運用をお願いしたいと思いますので、ご面倒とは思いますがよろしくお願い致します。

イメージ 1
 原画はJARLのレピーター構想から拝借しております。
 山の上に小屋がありますが、ここを私の自宅マンションとし、ここにゲートウェイシステムがあるとして下さい。
 黄色の線が「特定小電力レピーター波」とします。
 赤色の線が「ゲートウェイと各DCRとの波」とします。
 青色の線が「DCR各局の直接波」とします。

 この図だけを見ると大きな誤解が生じますので、しっかり説明を見てください。

 まず黄色の線ですが、特小中継用の流れとなります。
 これ以上でもこれ以下でも無く、このまんまなのですがゲートウェイを介して赤色の電波も発射されます(DCRの電波)。
 この事により、特小RPTに届いた電波は同一箇所からDCRの電波も同時に発射する事になります。

 そして赤色の線ですが、DCR局からゲートウェイに電波が届くと特小RPTから電波が発射されます。
 この事により、DCRユーザーと特小ユーザーが交信できるようになります。
 特小とDCRの違いは、特小はレピーターである為に今迄の特小レピーターとしての機能も有しながら、DCRには単信として電波を発射する事が出来ます。
 しかしDCRは簡易無線なので中継は禁止されております。
 DCRは「単信」となり、DCRとゲートウェイが接続されれば「特小RPT」でその電波が再発射されることになります。
 ただ、DCRはそれなりの出力とアンテナが確保できるので、青色のような電波の流れも発生します。(赤と青は同一周波数)
 レピーターが無くても遠距離通信が可能なので、DCRユーザー向けにCQをするつもりで運用するのも可かと思います。
 その副産物で、特小RPTユーザーとも接続出来ちゃう、くらいに考えた方が宜しいかもしれません。

 ①特小RPTはいままで通り+DCRでも電波がついでに発射されている
 ②DCRは今まで通り+特小RPTでもついでに発射されている

 くらいのものです。
 お互いに仕様の変更はないと考えて頂いて結構です。

 じゃあやるメリットねぇじゃん?と考えてしまいそうですけどね(笑)
 今回実施する事のメリットは、DCRのみのユーザーと特小のみのユーザーのリンクが可能になる事、札幌南RPTに接続が出来なかった地方局がDCRで札幌南RPTに接続出来て、札幌市内の特小局と接続出来る事、そして何か面白そうという点でございます(笑)

 業務の世界ではある程度話は出てきているシステムではありますが、フリラ界でこれが確立すると、もっと賑わえるんじゃないかな?って純粋に思う次第でもあるんですね。

 ただし、懸念事項としては仕組みを理解していないと、円滑な運用が出来なくなる点なんです。

 前回のブログでも書いておりますが、特小・DCRにもルールってのがあります。
 慣例慣習等ではなく、電波法令で決まっている事で

 ①特定小電力無線機は連続送信時間が3分以内(出力が10mwの時)
 ②デジタル簡易無線(登録局)は連続送信時間が5分以内

 これらは、自動的に制御できるようになっていないと技適が通らないはずです。
 ですので、ゲートウェイ状態なわけですからDCRを使用していると認識があるのであれば、3分以内の通話に努める必要があります。
 仮に5分話してしまうと、ケツの2分間はDCRユーザーにしか届いていない状態になります。
 また、それなりにブレイクタイムを入れていかないと、特小もですがDCRもキャリアセンスが働き何らかのブレイクを入れたくても何も出来なくなります。
 全ワッチ局が、じーっと待っていなければならない状態になり、且つ特小RPTも3分を超えて送信され続ける事でRPTも機能しなくなり、って事が想定されます。
 
 特小RPTの運用方法に関しては前回嫌味たっぷりでお話しをさせて頂きましたので、ご理解頂けるかと思うのですが、結局ここら辺が出来ない=ゲートウェイが正常に動作しなくなる事になるんですね。

 現状の南レピーターの運用や、昨日の試験運用をワッチしている限りは一般公開は出来ないと判断できたわけですね。慣れとかそういうのじゃなくです。
 24時間管理出来る体制なら別ですが、出来るわけがありませんのでねぇ。

 ともかく、楽しみにしていてくれている各局には、こういうもんなんだってのを体験して頂ければと思います。
 そして無意識な妨害局が出てくるでしょうから、「あぁ、こういう事か」ってご理解も頂けると思います。

 いつの日か、自然にゲートウェイが札幌で正常に常設で機能出来る日が来るといいなぁって強く願うわけでございますが、、、 

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