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feed 2017年5月3日白川郷でNTTアンテナ観察 (2017/5/3 20:45:00)
NTTと言ってもドコモではありません。NTT西日本の電話局です。

世界遺産で有名な白川村の加入電話は未だオールメタルで最高品質回線がISDN!NTT西日本に見捨てられた村です。ADSLすら使えない。ネットは4Gかケーブルテレビが命綱です。

まあ電話ネタはどうでもいいとして、無線のことにいきます。そのアナログ電話の局舎の裏に1本の3エレ八木があるんです。

解りますよね。懐かしの公衆電話中継用LO-VHFの3ele八木アンテナ。まだあったのか!と絶句する方も多いはず。ビームは白山麓の白水湖ロッジに向いていたと思われます。この間はまったく見通せないんですが、さすが粘りのLO-VHFですね。通話できたんでしょうね。

3eleは放射器と反射器の間にマストがある構造です。かつてCQ誌のマスプロウェーブハンターの広告で、支持ブームを使わないと利得が下がるって脅しの売り文句で育ったハム世代的には許せない構造ですよね。そんなトラウマからか、アンテナとしてイマイチ美しくさがありません。


かつては聴き放題だったこの回線、聴けた当時はPchもFchも聴き放題なわけで、わざわさ山小屋の電話なんてつまらないものを聴く意味もなく、ただ周波数帳の片隅に掲載されて、その存在を確認するだけのジャンルでした。でも、今やアナログ絶滅の時代です。当時聴いておけば良かったと反省しています。
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このアンテナもいつ撤去されるかわかりません。もはやこれは産業遺産に登録して保存して欲しいくらいです。

今の白水湖ロッジは衛星電話が設置されてます。でも辺境の地ゆえドコモの波すら届いていません。いわゆるケータイ不感地帯です。そんな山奥のロッジの生命線として粘りのLO-VHFで日夜活躍したこのアンテナに脱帽です。

コン柱の下には同軸が無残な姿で巻いてありました。その先端には雨ざらしのMコネが露出していました。編み線に水が入るさじゃないか!と叫びたいところですが、このケーブルに2度と高周波が通ることはないんですよね。寂しいことです。どうぞ安らかに眠ってください。

このアンテナを見ていたら、久々に6mで移動運用がしたくなりました。このアンテナの供養になるような気がします。







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