無線ブログ集
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2017年GW一斉移動前哨戦 (2017/5/8 0:18:21)
2017年5月3日
いつもであれば、GW一斉オンエアーデイの日程は、家族サービスで無線機に触ることすら許されないのだが、今年は、いつもより長い連休が取れるとあって、私の趣味の時間を確保することが許された。ということで、最近開局して、やる気満々の「さっぽろCV118」局と合同運用することにした。
本当であれば一斉オンエアーデイは4日の21時から5日15時までなのだが、4日は午前中しか運用できないこともあり、前哨戦ということで、3日の午前中から夕張郡長沼町の長官山へ移動することにした。
9時にCV118局を拾って、いざ長官山へ。ネット上で情報収集するとすでにお空はオープン状態だという。
現地に着くと、見慣れな車と見慣れない車がすでに到着していた。見慣れた車は、そらちAB71局だ。本当であれば、苫小牧方面で行われる、車中泊アイボール会に参加するところをわざわざ、長官山へ寄っていただき、激励してくれた。もう一方の見慣れない車は、発電機を持ち込み、頭上には3エレの八木を設置して、アマチュア無線を運用していた。さすがに、その横でCBを運用したら、抑圧を受けたりという影響が出そうなので、長官山の展望台がある場所まで、荷物を持って移動することにした。
今日の長官山は雲一つない素晴らしい天気。先ほど心配していたアマチュア無線の影響もないようなので、早速、各チャンネルワッチ開始。コンディションは今一つであるが、開けてはいるようだ。九州各局がチラホラ聞こえてくる。その中でも、比較的強力に入感していた「クマモトHR787」に声をかけ、QSO成立。その後、各局がワッチ体制だったのが、一気に各局から声がかかる。
同行局の「さっぽろCV118」は最近開局された高校生CBerで、アルバイトで稼いだお金をCB機に投入しているという。今日はICB880T ICB87H RJ410の三台を持参してきた。私的には、ICB880Tが一番使えるんじゃないかと思っていたのだが、誤算であった。880TはDXを楽しめるリグとして、知られてはいるが、なぜか8chで、モールス信号が沢山聞こえてくる。回路構成がシングルスーパーということで28MhzのCWが混信しているらしい。俗にいうイメージ受信である。なので、この日大活躍していたのはRJ410だった。各局から送受信性能の良さを評価され、その小型軽量から旅行時やサブ機として重宝されているリグであるが、今回の合同運用でもその性能をいかんなく発揮して、数多くのDXQSOを成功させていた。
<さっぽろCV118はRJ410でDXQSOを沢山成功させた>
今回、わたしもRJ270 100mW機を実践投入。強力に入感してきた「ふくおかTO723」を呼んでみる。するとコールバックが!!しかし、そのご尻切れQSOとなり、交信不成立となった。今後も100mW運用にチャレンジしていきたい。
5月3日のログ
クマモトHR787 55/54
ハンシンAA727 55/53
かごしまSS167 53/54
イシカリFA78 55/54
イシカリKW650 55/54
さっぽろAM39 55/53
ふくおかTO723 54/54
ふくおかOC68 54/55
ヒロシマDM11 54/54
あさくちBB434 51/52
ヤマグチAA515 51/53
ヤマグチAN77/6 53/53
おおいたOC872 53/53
しりべしCB49 56/56
アイチAC556/2 53/54
しがAZ79 53/56
ミエYC87 53/56
コウベTA150 51/52
フクオカTO723 41/51 尻切れ 当局100mW
いしかわTB366 53/55
みやざきAL101 51/53
ひょうごHM76 54/56
おかやまRS59 55/55
きょうとON36 51/54
シズオカAB635 54/54
しずおかGB583 54/54
ギフKS820 54/54
とっとりAJ683 51/53
きょうとKP127 53/52
しずおかCE33 53/53
さがJP258 53/54
いぶりTM360 55/52
しりべしNS21 56/52
2017年5月4日
午後からは仕事があるため、午前中に移動運用しようと、石狩郡当別町スウェーデンヒルにある、レクサンド記念公園に移動した。ここは航空無線のVOR跡地を整備した公園で、そうした施設があったということは、ロケーションがとても良いという証でもある。実際には札幌市内はもちろん、小樽方面、空知方面にも視界が効く抜群のロケーションである。
早速、CB機のスイッチを入れるが、昨日と比較してもまったく元気がない。ワッチしていると、かすかに6エリアが開けていて、それを関東方面の局長が呼んでいるのがわかる。こちらから、聞こえてくる6エリアの局長を呼ぶが、まったく反応がない。
何度か、CQをかけたりすると、懐かしいかたから声がかかる。「さっぽろYS450」だ。第三次CBブーム到来かと言われた12~13年ほど前、イベントで声を出しても、ここ札幌で交信できるのは「さっぽろYS450」だけだった。なのでイベントがある度に、互いにメールをしながら、どこに移動するのかを確認しあったこともあった。しかし、その後、プツリと音信不通になった。ハムフェアに行ったとき、アイボールした各局からも心配の声が寄せられた。それほどアクティブな局長だったということだろう。最近になって、本人から大病を患ったとメールをいただいた。ひょっとしたら、もうYS450局の声を聴くことはできないのか?と思っていたら、このたびのオンエアーデイで元気な声で、私を呼んでくれた。本当にうれしくて涙が出そうになった。きくところによると、無線に出たい一心で、闘病生活を送っていたらしい。近くに移動していた「さっぽろTP7」もアイボールをしに行って、病気の回復を喜んだという。今後も無理しない程度に、お空に出てきてほしい。手稲山移動の主が完全復活することをお祈りしたい。
さて、その手稲山には、高校生CBerの「さっぽろAU301」が特小をもって山を登っている。山頂からは、10mWでの交信はもちろん 1mWでの交信もいただき、10mWのディープな世界を改めて感じることができた。
CBの方では、昨日交信できなかった「いわてB73」とやっとQSOができた。本番の一斉移動時間には運用出来なかったが、楽しい前哨戦にすることができた。
5月4日のログ
さっぽろYS450 56/M5
ふくおかOC68 52/55
イワテB73 52/52
さっぽろCV118 54/M5
さっぽろTP7 55/58
さっぽろAU301 M5/M5 特小
かごしまBB747 54/51
さっぽろHS45 54/52