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feed ネット版の海賊放送局が開局 (2017/5/13 15:58:44)

ネットで様々なニュースを配信している「WIRED」が気になるニュースを配信していたので紹介したいと思います。
ある種の「ライセンスフリーラジオ」としても捉えることができると思いますので記事にしてみました。
まずはWIREDの記事のURLを紹介します。
http://wired.jp/2017/03/25/pirate-podcast-app
タイトルは 「政府の検閲をかいくぐる「海賊ポッドキャスト」は、イランに自由をもたらすか」 となっています。

イラン政府の厳しい検閲

イラン政府は検閲が厳しく、表現の自由がかなり制限されているようです。
そこで、ラジオなどによる主義主張の放送ではなく、インターネットを使用した海賊ポッドキャスト放送用のスマホのアプリが公開されたというニュースです。
このアプリを使用すれば、個人の自由な意見を放送できるようになるということで、政府からの検閲をかいくぐることができるとしています。
アプリはandroid端末向けで「RadiTo」という名称がつけられて、2017年2月から公開されているようです。
イラン政府によるポッドキャストの配信に対する対策(インターネットの遮断など)は常に付きまとう危険性がありますが、このアプリの運営側も対策を幾重にも用意して、イラン政府との「いたちごっこ」に備えているいうことです。
詳しいことはWIREDの記事をご覧ください。

海賊放送の話

固い話はこれくらいにして「海賊放送」の話をしてみたいと思います。
日本語では「海賊放送」と言いますが、英語では「Pirate」と表現して意味は同じです。
海賊放送局の名前の由来は、政府などからの法的な問題を解決するために「公海上」に停泊した船から放送を行ったことに由来しています。
公海上であれば、どこの国家の主権も及ばないため放送が発信できると考えたのでした。
内容は、特定の政府などに対してのレジスタンス運動などが主な内容ですが、政府からの宣伝放送のジャミングを目的として開局していた局もあったようです。
公海上に開局された放送局がある一方で、国家の主権が及ぶ領土内からの発信もあったようで、政府による取り締まりを受けた海賊放送局もありました。
有名なのが、廃墟マニアの間で知られている、イギリス近海に存在する「マンセル要塞」です。
第2次世界大戦中に建造されたこの要塞は、1942年から1950年まで要塞としての機能をはたしていましたが、その後、1960年代半ばから1967年の政府による取り締まりまでの期間、海賊放送局の放送施設として使用されていた経緯があります。


インターネットが普及することによって、今まではラジオなどの電波メディアが使用されていた海賊放送も、電波からネットへとシフトしているんですね。

そういえばミニFM局とかあったよね

平成生まれの、今時のナウいヤングは知ってるかわからないけど、1980年代にその時のヤングに流行ってたのが「ミニFM局」というやつです。
海賊放送とは違いますが、電波法の微弱の範囲内の出力であれば、免許も必要なく小さなFM放送局が合法的に開局できるというものです。
FMの放送局を開局して音楽を流したり、DJ(当時のスタイルね)をしたりとか、運営する方も楽しんでたし、リスナーも放送を楽しみにしてました。
送信機の出力は、もちろん電波法の微弱に相当する出力でしたが、当時の「微弱」の出力は現在と比べるとかなりの高出力だったようです。
今でいうと、youtubeに動画をアップするみたいな感覚でFM放送をしていたんだと思いますが、情報発信の方法が現在よりも限られた時代でも、それを乗り越えて多くの人に自分の声を届けていたヤングが存在していた時代でした。
そんな1980年代の神奈川県は湘南地区にあったミニFM局を舞台に映画化したのが「波の数だけ抱きしめて」という映画でした。

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