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feed 泉ヶ岳定点運用2017 (2017/6/4 16:19:04)


 今シーズン第一回目の泉ヶ岳定点運用。仙台以南の太平洋側は晴れの予報に期待して登ったものの、山頂は時折時雨が舞い、肌寒く、あいにくの天気で、思ったほどの強風でなかったのが救いでした。始発のバスに乗って登山口駐車場着が午前8時。すでに駐車場は6割方埋まってました。バスを降りた5名は皆、単独登山者で思い思いのコースを登り始めていきました。自分は、いつものカモシカコース。何名かの先行者を追い越し、9時15分山頂着。日差しのないどんよりとした広場に登山者はなく、これから賑うであろう山頂を避け、藪漕ぎをしていつもの運用地にアンテナを設営。


山頂付近より後白鬚山


<本日の装備>
・FTM-10S(145MHzで運用)
・SHORAIリチウムフェライトバッテリー4Ah
・変形3エレ八木(三脚設置)








 本日の主な目的は、変形3エレを試してみること、10W出力によるバッテリーの減り具合を確認することの2点。12時55分発のバスで帰ることを考えると、11時40分には下山を始めなければなりません。運用時間は約2時間。

 南西(蔵王方向)に3エレを向け、SWRを計ってみたところ、針は微動だにせず。パワー計に切り替え、間違いなく10W出ていることを確認。運用場所による変化がほどんとなく、再現性良好、扱いやすいアンテナと言えます。向きを変えず、そのまま運用。


 南は福島県田村市の大滝根山移動局。福島県沿岸部の南相馬市や相馬市。郡山市、福島市、伊達市各局。西は新潟県新潟市中央区、山形県朝日町、大江町移動局、山野辺町移動局、山形市各局。北は岩手県盛岡市移動局。宮城県内は大崎市から白石市まで各局に交信いだき、合わせて25局でした。この山から朝日町は初めてでした。新潟市とはこれまでも何度か交信できていますが、52-55で不安のない安定したQSOを続けることができ、これなら他の0エリア各局とつながるのでは?と期待したものの、1局のみでした。盛岡はアンテナ真逆で入感、西向きに直し59-53にレポート訂正、といったところでした。






 この山頂で、10W+3エレでの運用は初めてで、これまでより各局から良好なレポートを得られた感触はあるものの、信号の伸びはさほど感じられず、の結果でした。また、今回は時間が限られ、バンド内をワッチする余裕はなく、どのようなエリアの信号が入っていたのか、確認には至りませんでした。


 さて。リチウムフェライトバッテリーの減り具合はどうであったか?運用開始時13.4V。約2時間、10Wで25局と運用を続け、終了時12.9V。帰宅後、再度確認したところ、13.0V。運用中も時々電圧を表示させましたが、なかなか減りません。詳しいことは判らないものの、リチウムフェライトというのは、13Vあたりの高い電圧を維持する傾向にあるようです。最終段階で、急激に電圧が下がってシャットダウンということになるのかもしれません。予想以上に頼もしく感じました。無線運用には願ってもないバッテリーと言えるのでは? それともう一点、FTM-10Sの省エネの素晴らしさも実感。10Wパワーで消費電流2.0A。このリグならではの、この減り具合。この分だとまだ数時間持ってくれそうです。次回は、シャットダウン寸前まで使ってみようと思います。







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