無線ブログ集
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シールドバッテリーを買い換えました。(容量の考え方も含め) (2017/6/14 20:08:02)
アマチュア無線などに使う電源として、「 シールドバッテリー(鉛蓄電池) 」がありますが、
今まで使ってきたバッテリーがかなりヘタってきたようなので買い換えることにしました。
今まで使ってきたバッテリーがかなりヘタってきたようなので買い換えることにしました。
比較的安価に買える「LONG(台湾製)」のバッテリーを選びました。(秋月電子通商で買いました。)
本当ならば「GSユアサ」の日本メーカーのものを選びたかったんですが、値段が高いことと、
結局、台湾製なのかな?ということで、こちらを選びました。
(古いバッテリーは、700~1000円くらいでリサイクルしてくれる業者があります。ネットで
検索すると送り状を送ってくれて、佐川急便さんに渡してOK、というプログラムがあります。)
本当ならば「GSユアサ」の日本メーカーのものを選びたかったんですが、値段が高いことと、
結局、台湾製なのかな?ということで、こちらを選びました。
(古いバッテリーは、700~1000円くらいでリサイクルしてくれる業者があります。ネットで
検索すると送り状を送ってくれて、佐川急便さんに渡してOK、というプログラムがあります。)
一つは、7.2Ahの普通のタイプ。
もう一つは、20Ahのディープサイクルタイプです。
もう一つは、20Ahのディープサイクルタイプです。
7.2Ahのものは、「 WP7.2-12 」で、昔から使っていた「 Meltec(大自工業)製:SG-1000 」の
中身だけを交換するために買いました。
オリジナルは、8Ahのバッテリーが入っていたと思いますが、それがダメになってからは7.2Ahのもの
を入れ替えています。
全く同じ大きさで 9Ah のもの(WP-1236W)が出ていますが、端子の幅が違うので敢えてやめました。
同じ大きさに無理やり(?)容量を大きくしている感じなので、敬遠しました。
↑ バッテリーの外観
中身だけを交換するために買いました。
オリジナルは、8Ahのバッテリーが入っていたと思いますが、それがダメになってからは7.2Ahのもの
を入れ替えています。
全く同じ大きさで 9Ah のもの(WP-1236W)が出ていますが、端子の幅が違うので敢えてやめました。
同じ大きさに無理やり(?)容量を大きくしている感じなので、敬遠しました。
↑ バッテリーの外観
↑ SG-1000の中に入れたところ
↑ SG-1000の外観(載せるまでもないでしょうが…)
一方、20Ahのものは、「 WP20-12IE 」で、今回初めて買いましたが、LONG製のシールドバッテリー
の中で、「E」が付くものは、いわゆる「 ディープサイクルバッテリー 」に属するらしく、
充放電が深い使い方をしても耐久性が高くなっています。
無線機などの使用には適しているので、これを選びました。
もっと容量が欲しい方は、「 U1-36NE 」や「 WP50-12NE 」を選ぶとよいかと思います。
の中で、「E」が付くものは、いわゆる「 ディープサイクルバッテリー 」に属するらしく、
充放電が深い使い方をしても耐久性が高くなっています。
無線機などの使用には適しているので、これを選びました。
もっと容量が欲しい方は、「 U1-36NE 」や「 WP50-12NE 」を選ぶとよいかと思います。
このバッテリーに、12V→13.8Vコンバーターをつないで、FT-817やIC-703を運用しようと思います。
13.8Vを供給すれば、フルパワー出せますしね。
13.8Vを供給すれば、フルパワー出せますしね。
当然、山頂などにこれらの重たいシールドバッテリーを担いでいくことはないのですが・・・。
車などの移動で使いたいと思います。
車などの移動で使いたいと思います。
さて、以前のブログにも書いたような記憶がありますが、鉛蓄電池を使う際に、「xxAh」という
容量で選びますが、この数値をうのみにしてしまうと、思いのほか消耗が早いと感じることが
あると思います。(例:5Ahだから、2.5Aを流したら、2時間運用できるな…、という考え方。)
容量で選びますが、この数値をうのみにしてしまうと、思いのほか消耗が早いと感じることが
あると思います。(例:5Ahだから、2.5Aを流したら、2時間運用できるな…、という考え方。)
一般的に鉛蓄電池の「xxAh」は 20時間率 というもので、20時間かけて終止電圧になるまで、
一定の(少ない)電流を流して試験をした場合の容量なので、高負荷な使い方ではない場合が
ほとんどです。
一定の(少ない)電流を流して試験をした場合の容量なので、高負荷な使い方ではない場合が
ほとんどです。
簡単に言えば、 5時間率 あたりを参考にし、大きめの電流を流した場合の数値を見たほうが
良いと思います。(容量が下がります。)
良いと思います。(容量が下がります。)
また、バッテリーの「xx時間率」は、終止電圧になるまでの試験結果であり、終止電圧まで
バッテリーを使ってしまうとバッテリーはお釈迦になるので、その十分手前でやめておかないと
アウトです。(一般的に終止電圧は、10.5V程度です。実使用時は、11Vを絶対に下回らないように
使わないとダメです。できれば11.5Vくらいで終わりにするくらいがちょうどよい。)
バッテリーを使ってしまうとバッテリーはお釈迦になるので、その十分手前でやめておかないと
アウトです。(一般的に終止電圧は、10.5V程度です。実使用時は、11Vを絶対に下回らないように
使わないとダメです。できれば11.5Vくらいで終わりにするくらいがちょうどよい。)
FT-817などを2.5W出力で使う場合、送信時は1A程度消費して、受信時も300mA~500mA程度消費する
ので、送信:受信が1:1としても 平均で700~800mA程度なので、この数値を使ってバッテリーの
「xx時間率」の電流値をチェックして、どれくらい使えるか考えるといいですね。
ので、送信:受信が1:1としても 平均で700~800mA程度なので、この数値を使ってバッテリーの
「xx時間率」の電流値をチェックして、どれくらい使えるか考えるといいですね。
もちろん、SSBで運用するのか、CWか、FMか、でも違います。SSBならばもう少し平均電流は
下がりますね。ただし、平均電流を真面目に計算しても、状況で変わるので、参考程度にしか
ならないと思います。
なんだかんだで、送信時の最大電流で考えておいたほうが、バッテリーの消耗には適切な
ような気がします。(バッテリーは大きな負荷に弱いから)
下がりますね。ただし、平均電流を真面目に計算しても、状況で変わるので、参考程度にしか
ならないと思います。
なんだかんだで、送信時の最大電流で考えておいたほうが、バッテリーの消耗には適切な
ような気がします。(バッテリーは大きな負荷に弱いから)
総括すると、無線機の送信時の最大電流値(数値)を見て、それに該当するバッテリーの
「xx時間率」の電流値を比較して(できればグラフを見て)、その電流を流したらどのくらい
使えるかを考え、それよりもやや短い時間が運用時間だと考えればよいと思います。
「xx時間率」の電流値を比較して(できればグラフを見て)、その電流を流したらどのくらい
使えるかを考え、それよりもやや短い時間が運用時間だと考えればよいと思います。
例: WP7.2-12の場合、
20時間率 0.36A(終止電圧 10.5V) で 7.2Ah
10時間率 0.72A(終止電圧 10.5V) で 6.84Ah
5時間率 1.22A(終止電圧 10.2V) で 6.12Ah
10時間率 0.72A(終止電圧 10.5V) で 6.84Ah
5時間率 1.22A(終止電圧 10.2V) で 6.12Ah
ということで、1Aの負荷を与えるならば、グラフをよく見て、
11V以下にならないように、1Aの電流値くらいで考えると
11V以下にならないように、1Aの電流値くらいで考えると
約5時間 だな、とわかります。(5時間率がちょうど合ってくる感じ・・・)
(単純計算では、1A消費して、7.2Ahだから、7時間もつな、となってしまう・・・)
鉛蓄電池は、使い終わったらすぐに充電しましょう。消耗した状態で何時間も放置してしまうと
寿命が急激に短くなります。
帰りの車の中で充電しながら帰るくらいがいいかもしれませんね。
寿命が急激に短くなります。
帰りの車の中で充電しながら帰るくらいがいいかもしれませんね。
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