無線ブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
FTH-102をゲット (2017/7/2 0:50:26)
おばんです。
前回の更新から早1ヶ月・・・
ようやく会社の繁忙期も一段落し、徐々に” 明るい時間に帰れる ”ようになって来ました。
そんな折、先日やはり残業後、現場から事務所の机に戻ると・・・
何やら机の上にリグが (笑
しかも2台1組で
ヤエス FTH-102
最初期の特小機です。
以前から欲しかった機種ですが、ようやくというか、思いもよらぬ形で入手できました。
後日、「置いてった」と思わしき先輩に話を聞いたところ、
”誰だろーね?”なんてトボけてましたが”嬉しいろ~”とか言ってたので限りなくその先輩のお土産?である事は確実ですw
勿論、「物凄ーく嬉しいです」と答えておきましたが、この場を借りてお礼します。
(恐らく、客先の 産廃置場 からのお土産)
とまぁ。
話を特小機に戻して。
前々から欲しかった。と書きましたが、この「 限りなく業務機
」な所が魅力。
無線機以上無線機以下でもない、無線機でしかない無線機
某行政機関で使用されていた”本物の業務機”と並べてもこの通り。
全く違和感が有りません。
そりゃそうです。コレだって「業務機」なんですから。
因みに、新品時のお値段は 1台 39,800円也
付加機能一切なし。
操作部は電源兼VR、スケルチ、ロータリー式のチャンネルセレクタ、送受信ランプのみ。
コレで電源スイッチが独立だったらもっと素敵だったんですけどね(爆
一服の清涼剤(?)となっているのが、「 U H F
CB」の素敵すぎるロゴ。
私個人の感想ですが、
このロゴこそ、この無線機の外観上の魅力でもあると思います。
UHF-CBですよUHF-CB ・・・
更にこのデカさ。(部品も業務機並み)
9ch固定、出力10mWのFM機で当時のアマチュア無線機とも大差なし。
デカいだけあって手に持った時のホールド性・使い勝手は最高。
基本性能は今でも通用する、というか、ヘタな現行機も超えると思われ。
名機DJ-R20Dも、「基本性能」だけは及ばないと思います。
更に驚きなのがその音質。VR最大で音割れすることも無く、「特小機」とは思えない厚みのある音質。
サイズ比較。
電池ケース分を考慮しても、C520と大差ない。。。
「初期特小機」の魅力・・・多彩なデザイン、ホビーっぽさ、と上げればキリがないですが、
最大の魅力は、
ATIS信号
ビギャギャ ってあの音です。
私事ですが、 この音大好きなんです(笑
如何にも「ニューメディア時代」と言うか、パーソナル無線っぽさというか・・・
それと同時に、 ああ、立派な業務無線機なんだ。と
消防無線・タクシー無線もデジタル化した今、広帯域受信機からATIS信号が聴こえてくる事は稀になりました。
先日、とあるVHF簡易無線局をワッチしていたら、ビギャビギャ言うかなり年代モノの無線機を使う局に出会ってテンション上がりまくり。
FTH-102も勿論ビギャビギャ言ってます。
流石に今時、バンド内を聴いてもこの音を立ててる局に会ったことは有りません。
この、私の大好きなパーソナル無線的な「ビギャギャ」音が出るリグは、最低でも20年以上前の物ではないかと。(旧旧技適マーク時代?)
その後は「ビギャギャ」ではなく短い「ピギャ」音になり、今となってはATISの送出義務すらありません。
”特定大電力”やら、怪しい無線機が幅を利かせている今でこそ必要だと思います。
規制緩和というのはさておき、撤廃した意味が解らないんですけど。。。
と、”無線機”としての魅力もたっぷりの初期特小。
ホビー用途(スキー・ドライブ等)で人気が出るのはこれよりちょっと後。
FTH-103の時代になると、市場は無線機メーカー以外にも家電メーカー・音響機器メーカー等様々な業種が参入し、初期のパーソナル無線市場のような状況だった模様。
SONYのU-sceiver、松下、更には日立、SANYO、東芝、パイオニア、更にはカー用品で
カロッツェリア ブランドで
もJX-S10という型番で特小機が発売されていたと言う驚きの時代です。
羨ましい。
とまぁ、
産廃置場から奇跡の復活?を遂げたコイツ。今度、非無線家の友人とクルマ2台で出かける際にでも持ってってみようかと。
execution time : 0.026 sec